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ストライクウィッチーズ 第457統合戦闘航空団より 7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/03(水) 21 10 17 ID okLZQc9X エイラは、悲しいような瞳でサーニャを見つけている。「エイラ、好きな子とこんな事できるのに、なんでそんなに悲しそうな顔をしているの?」サーニャは、私の胸を摩りながらエイラに聞く。「だ、だって……こんなの……酷いじゃないか、バルクホルンさんが……」「私はお姉様の事が好きだからこうしてるの、あなただって、私の足、舐めたかったんでしょ? あなたは大切な友達だから舐めさせてあげる、でも、私が好きなのはお姉様なの」サーニャは私に唇を重ね、舌を進入させてくる、私はそれを受け入れ、お返しとばかりにサーニャの秘所に手を当てると、濡れた感触が伝わってくる。「んふ...お姉様、そろそろ……良い?私、もう我慢できない……」サーニャは私の上着を脱がしにかかった。そのやり取りを見ていたエイラは、とうとう泣き出してしまった。サーニャの足に這わせた舌の動きを止めないまま。サーニャは、エイラよりも私を選んだのだ、選んでくれたのだ。涙を流しながらサーニャの足を舐め続けるエイラを見ると、背筋を粘っこく、生温い物が這い上がってくる。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 //// ./. ./. . . / _厶|-=.' . . . .|ヽ .. . . .'. . l. . . . . . ∨'//人 ///// ./. . ; ' . . -= ,' / |. . . . . . .i | \ | . |. . . . . . . ∨'///ヽ、 //////' /. . / . . . /| / | l . . |\´ ̄\ト、} 、 . . . .∨'////\ /////////. /! /. . /-l 「 ̄ハ l . . .| ヽ,二._j_∧ヾ\ .. . .∨/////ハ 1乙だ. {////////// | .|. . / _,.斗チ卞 ヽ∧ | イ _ノ }ハヾ ∨'; l . .'、/////} ` ̄ ̄ ̄/'´ ヽ| / イ ,ノ .}j \{ 弋 少 ノ∧Yヘ |∨`'ー ─' /| ∧ ヽ弋 少 . . ハ| ハ | { |,'{∧ . . , ,'_ノ .ノ';| ヽ!、‐ヘ '__/ `ーヘ ー‐ ' /〈___ 〉 ̄_>ゝ.. , イノ ヽ_〈 /. /{ > イ{ ∧ . \ 217 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/04(木) 16 56 24 ID X9KCE6Nd 秘め歌トーク5を聞いた芳佳 芳佳「バルクホルンさんって……」 ゲルト「み、宮藤」 芳佳「すごく……色よし張りよしです」 ゲルト「宮藤ぃぃぃぃ」 エーリカ「何してるの、トゥルーデ」 392 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/05(金) 15 16 03 ID KtTSCiLn バルクホンで通話 宮藤「あ、電話!もしもし」 ???「ハァハァ…み…宮藤か?」 宮藤「そ…そうですけど…どなたですか?」 ???「あぁ…本当に宮藤が電話に出たぞ!」 宮藤(どうしよう…気持ち悪い…) 610 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/06(土) 10 13 37 ID DB3y0iPP サーニャ「本番5秒前、4、3、(2、1) エーリカ「スニーク・ハルトマンのスニーク・モーニング! (♪カリフォルニア・シャワー/渡辺貞夫) 皆さん、今晩は。今日も生放送! 司会はあなたの朝のパートナー。 スニーク・ハルトマン、スニちゃんです。 『スニ、スニ 644 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/06(土) 13 12 02 ID 2sS/+C+N 山川「そうやって、いつもおっぱいを見てるのね。」 宮藤「え!?…いや…ちょっと昔の事を思い出していたんだ…」 山川「昔の事じゃないわ… あなたの頭の中では今も生きているみたいね…」 宮藤「みっちゃん…」 山川「わたしにはわかるの。 芳佳ちゃん、あなたの体は扶桑に在っても心はいつだってブリタニアにあるのよ!!」 山川「戦っているときはおっぱいを… そして平和の中でもおっぱいを… いつもおっぱいを見て生きていくのよ…」 宮藤「………………」 山川「そうしなければ生きていけない… あなたは、いつもおっぱいを見ているんだわ… 海の向こうにあるリネットさんのおっぱいをね…」 宮藤「さよならみっちゃん… わたしたちは住む世界がちがいすぎる…」 ストライクウィッチーズ 第458統合戦闘航空団より 31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/07(日) 15 14 01 ID bvqoIZQ2 ゲルトは弟もいけるのか? 37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/07(日) 15 23 41 ID RRWfaqtH 31 クリス「じゃあさ、お姉ちゃんいつも私にぺたぺたしてくるけど 私が男子でも、今と同じように接してきた?」 ゲルト「・・・あたりまえじゃないか~」 101 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/07(日) 20 21 40 ID SYjjicWM 「トゥルーデおばさん」 むかしむかし、あるところに、とってもわがままな芳佳という娘がいました。 芳佳がある日、母親にいいました。 「わたし、トゥルーデおばさんの所に行くの。人に聞いたんだけど、そこにはめずらしいものがたくさんあるんだって。わたし、行ってみたくてしょうがないのよ」 娘の言葉に、母親はあわてて反対しました。 「なんてことを! いいかい、トゥルーデおばさんはたいへんなロリコンなんだよ。とんでもない悪いことをしているんだ。あんな所へ行ったら、二度と戻ってこれなくなるから」 ところが芳佳は、母親のいうことなんかまるでききません。 芳佳はそのまま、トゥルーデおばさんの所へ出かけていったのです。 やってきた芳佳を見るなり、トゥルーデおばさんが聞きました。 「おまえは、どうしてそんなに青い顏をしているんだい?」 芳佳はふるえながら、答えました。 「わたしこわくって。おばさんの家のはしごで、まっ黒なジャケットの軍人さんを見たのよ」 「それは、私の妹さ」 「それから、顔がまっ青な子も見たわ」 「それは、私の妹だよ」 「その次に、血みたいにまっ赤なズボンの人に会ったわ」 「それも、私の妹だ」 「それに、この家のまどからおばさんは見えなくて、頭の中が妹でいっぱいの変態が見えたの」 「そうかい、そうかい」 おばさんは、ぶきみに笑いました。 「おまえはただ、姉が妹をまっとうに愛でるところを見ただけさ。わたしはおまえがくるのを待っていたんだ。さあ、お姉ちゃんとよんでおくれ」 そういうとトゥルーデおばさんは、魔法で芳佳を妹にかえてしまいました。 おばさんはその腕をつかむと、自分のベッドにおし倒してしまったのです。 そして、うれしそうにつぶやきました。 「どうだい、おそろしくかわいいじゃないか」 196 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/08(月) 03 42 04 ID fcz+lfTn 誰もいないな 今のうちにサーニャのベットに忍び込むんダナ 197 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/08(月) 03 54 47 ID 74XOf09v トゥルーデ「ん、どうしたエイラ私のベッドに入ってきて、ひとりじゃ眠れないのか」 212 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 00 03 00 ID XxiT4+Ya ハッピバスデートゥーユー ハッピバスデートゥーユー ハッピバスデーリーネちゃ~ん ハッピバスデーおっぱ~い♪ 239 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/08(月) 16 39 33 ID i6Tm6Cgo クリスの服や下着を選ぶことになったお姉ちゃんが「宮藤、お前はクリスとよく似てるから一緒に(ry」って展開はまだですか 241 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/08(月) 16 55 27 ID u4I4aOeQ 239 お姉ちゃん「宮藤、お前はクリスと体型が似ているからクリスの代わりに試着を……」 419 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/08(月) 21 42 04 ID sMn3dd6D ペリーヌ「納豆は嫌いですわっ」 420 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/08(月) 21 44 37 ID gsJI6L3h 坂本さん「ペリーヌ好き嫌いはいかんぞ。私の納豆おにぎりを食べてみろ」 915 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/10(水) 02 44 32 ID fHaqQfjx ※ルッキーニを投げる時は、周りに人がいないか良く確かめて近隣住人に迷惑がかからない様に投げましょう。 948 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/10(水) 09 27 04 ID eDzO2mUU ペ「わたくしのズボン 持って行ったのは誰ですの!?」 ル「あたしだ!!」 ストライクウィッチーズ 第459統合戦闘航空団より 449 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 21 07 33 ID 8Wo1xXS1 エイラ「愛はきっと奪うでも与えるでもなくて 気が付けばそこにあるもの… いい言葉だよなー、まさにわたしとサーニャの…」 サーニャ「エイラ?」 エイラ「うぼぁぁああさっサーニャァ驚かすなよなーもう」 サーニャ「…愛情って言う形の無いもの 伝えるのはいつも困難だね…」 エイラ「サーニャ…?」 サーニャ「…ふふっ、何でもないよ♪お風呂行こう?」 エイラ「えっ、あ、ちょっと待って」 エイラ「惚れてまうやろーー!?」 465 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 21 32 58 ID wrbUtgdH それはそうとリーネちゃんの誕生日祝いで3話を見てたんだけど 芳佳に辛辣な言葉を投げかける凛々しいお姉ちゃんが凄い懐かしかった 2期では凛々しいお姉ちゃんは見られるのだろうか 468 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 21 37 09 ID hF7O+l+P 465 もうゲルトは芳佳にあまあまに違いない。 そして、それを見たヘルマががっかりする…という展開を妄想している 472 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 21 42 08 ID 4lxReXTh 468 ヘルマが芳佳の二の舞になるのは目に見えている ゲルト「新人!死にたくなければ帰れ!キリッ」 475 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 21 49 49 ID oWRCRI2B 468 ガッカリして敵に一人で突っ込んでピンチになったヘルマの前にゲルトが颯爽と現れてネウロイを一掃、 「ケガはないか?キリッ」 っとキメてヘルマはやっぱりゲルトしかいないと確信し、ついて行く 481 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 22 04 05 ID luY8SOZL あ! 「朝の芳佳におはようを言う」 482 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 22 05 48 ID a6qWPjVP い! いつもかわいい芳佳ちゃん 483 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 22 06 45 ID vQJbSY+u う!うぇーだでぃこれー 485 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 22 09 15 ID 1g69WwdE え!得体の知れないネウロイをやっつけろ! 486 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 22 09 50 ID KOWhG1yU お!おっぱおっぱ 492 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 22 16 00 ID SVMFUkxB き 今日は何の日だ ハルトマン? お休みの日ー 493 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 22 18 40 ID 1g69WwdE 492 ちーがーう! わたしの妹(の一人)の誕生日だ!! 494 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 22 24 08 ID NL+zjJ+u 芳佳「私のこと、本当に妹のように思ってくれているのなら…『よしか』って…呼んで下さい…」 495 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 22 27 46 ID kLuf5F+L 494 トゥルーデ「よ、よし・・・よし・・・・・よし、わかった」 498 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/11(木) 22 33 27 ID 4zk/YWxb リーネ誕生日おめでとう。芳佳の親友なら私の妹も同然だな! 553 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 01 59 05 ID bxH/7kqK 今日は、恋人の日 エイラ「今夜は久しぶりにサーニャと二人きり、夜間哨戒でキャッキャウフフするんダナ。 お~い、サーニャ。(ガチャ)…あれ?」 坂本「ん…。エイラ、何やってるんだ?」 エイラ「あの…、サーニャは…?」 坂本「サーニャなら宮藤と一緒に、とっくの昔に出てるぞ」 589 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 10 33 16 ID WYvQNWsd ミーナ「あのマロニー大将の慌て様気になるわ・・・」 美緒「うむ、これは詳しく調べてみる価値があるかもしれんな・・・」 マロニー「ガタッ!!」 美緒「天井から物音!?何奴ッ!!ザクッ!!」 マロニー「・・・ニャ、ニャ~ン♪」 美緒「なんだ、猫か・・・」 599 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 12 28 14 ID lPCOnjw |ト、 .-y=====┐.. イ! || ' . / ヽ. `く || |レ'. . ノ  ̄ ̄ ̄ \ . ヽ!! /_/ ∞ \ ', [___________] l. / . . .,'. . .. l/‐-/ l. / -',. . . . , バルクホルンさん「こんな物、戦いに必要無い」って言ってましたね V. . ‐l . . ちホ /ちホV. . .', 必要無いなら私が貰います ,. '. . .{ |. ./{ ト-j ト‐j l∧. .'、 これでバルクホルンさんのおっぱい私のものだから. ∠イ',八__|/_ `´ `´ ハ.∧. .\ 揉もうと何しようと構いませんよね )ハ \ 'ー=-' ノ  ̄ Vl 〕 r≦ ,x ヽ `x / \ヽ \___} //ヽ 670 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 17 39 40 ID KydEVynf エイラ サーニャの生ズボチラが撮りたいんダナ エイラ サーニャのズボンが大好きなんダナ エイラ 見せズボダナ、スパッツダナ、アンダースコートダナ・・・ エイラ サーニャがはいてるものなら何でも大好物なんダナ 671 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 17 40 32 ID awawaPgw エイラ むしろはいてなくてもいいんダナ 672 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 17 46 06 ID WYvQNWsd サーニャ「エイラそれ私のパ・・・」 エイラ「ムシャムシャ」 676 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 17 56 47 ID lH2NT0r5 サーニャ「エイラそれ私・・・」 エイラ「ぺろぺろ」 679 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 18 11 12 ID ZsTEAYxj サーニャ「エイラそれ私のズボン」 エイラ「ぺろぺろ」 ***732 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 21 41 22 ID JugV9lsI 坂本さん!ぬるぬるします! 737 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/12(金) 22 32 00 ID MVq7FEfx 732 宮藤「うわぁ、リーネちゃんのここ…ネットリ・ビショビショップ 美女の秘所がびしょびしょ…ナニぬ、ぬるっ、濡れ、ね…アヘンもといナ変戦争… 寝ると書いてぬると読む…リーネちゃんと寝て布団の中でぬるぬる~… ねるねるねるねのねをぬに変えて、ぬるぬるぬ~るぬ~♪… ぬるいな…あぁ…ぬるぬる~ぬるぬる~リーネちゃんぬるぬる~♪…」 981 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/13(土) 17 31 55 ID B4xXTZ59 ――芳佳さんは無類のおっぱい好きとしても知られていますが、なぜそこまでおっぱいが好きなのですか? 新米の時期、自分にやれる事っておっぱいしかないわけよ おっぱい、とりあえずおっぱい 朝から晩までおっぱい(笑) で、おっぱいから自分の出来る事を広げていくわけ それって人生にも通じるんじゃないかなぁ、って ――それでは最後に、読者の皆様にメッセージをどうぞ! 長い人生、どうしても無理だって思う時ありますよね。 そんな時、瞳を閉じて、あなたの大切な人のおっぱいを思い浮かべて下さい。 そうすれば気分がすっきりして、もう一度多方向から物事を考えられるようになります。 人生とはそういうものです。 ――本日は、ありがとうございました。 985 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/13(土) 18 07 25 ID OBohONfb 独学で鑑定まで ■芳佳さん、独学でおっぱいの揉み方をマスターしていかれたんですねー。 そうなんです。だから誰みたいな揉み方っていうのが自分のなかにはないですよね。 ルッキーニちゃんやエイラさんを見たり、いろんなおっぱいを触ったりして手の平の使い方を覚えて、自分で揉み方を組み立ててやってきたんです。 ■おっぱいを察知したり、鑑定したりということも同時に覚えていかれたんですか? ええ。時間はかかりましたけども、基礎的なことは501のころ覚えたものがありましたので、それをベースにしてやってこれたんですね。 ストライクウィッチーズ 第460統合戦闘航空団より 82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/13(土) 21 52 24 ID B4xXTZ59 ゲルト「宮藤フィギュア届いたぞーかわいいな、かわいすぎて食べたいぐらいだ。 いやいや食べたらなくなってしまうではないか、そうだなめればいいんだ! ぺろぺろ、かわいいなー宮藤、ぺろぺろ」 161 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/13(土) 23 35 18 ID FPIAzcUu トゥルーデ 芳佳んもぉ~かわいいじゃないか! トゥルーデ えぇーい芳佳!急須の淹れ方が違うぞ、お姉ちゃんが手本を見せてやるからな リーネ 芳佳ちゃん素敵 芳佳 ハイ!リーネちゃん、みっちゃん、バルクホルン大尉アーンして トゥルーデ 芳佳の手作り団子は美味しいな みっちゃん 芳佳ちゃんの団子は扶桑一!! リーネ 芳佳ちゃんの手で捏ねたお団子ハァハァ 170 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/13(土) 23 59 05 ID TB/XCxlh ペリーヌは芳佳とリーネと一緒にトライアングル形成してるから一人じゃないもん! 二期ではどことなくもっさんに似てきた芳佳を見てドキドキしちゃったりするんだもん! 「(なんなんですのこの胸の高鳴りは!?なんでこの私があんな豆狸相手にドキドキなんて!?)」 「どーしたんですかペリーヌさん?顔真っ赤ですよ?」 「ななななな、何でもありませんわっ!」 みたいなイベントがある予感がするもんっ! 236 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/14(日) 00 54 52 ID PIYZ8tv1 クリス「おねーちゃん。そこのクスリとって」 姉ちゃん「おお、わかったぞ。棚の上のクスリだな。ん、クスリスリクリス私のクスリはクリスにスリスリ……」 クリス「おねーちゃんなんかもう知らないもんっ」 357 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/14(日) 07 21 59 ID bf7WbOn5 l / / /7ァー-、 ! ! /!ハ l、 ! ! ! l ;イ;/_,j;;L__ j/! / 7=トV l ! l >、! / (´7 /ノ )` / / / jィ=、 Vi ! ! V / /ノ!/! 弋_タ. / ノ '´/ ノ!ヽ / l ハ ! おはよしか、早く起きないと Vl r' l ` '´ 弋_タ ' / ! ! j/ ヾヽーヽ 、 ハ!j/! / お姉ちゃんがベッドに入って襲っちゃうゾ♪ r―^ 、ーヘ ハ. j/ `ー7 /!^V!ヽ. ー - ノ. / / Lノ l ヽ、 イ / / ry! > _ .ィ i `く / / ノ ヽ\ ト,、 ! ! 359 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/14(日) 07 38 47 ID iOowcYWt おはもっさんダナ シャーリーのおっぱおにダイブして「仕方ない奴だなぁw」って言われて頭撫でられたい 388 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/14(日) 10 49 12 ID aq4TQ/uS ゲルト「これは証拠物件だ」キリッ ゲルト(宮藤の服)ハァハァ 402 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/14(日) 12 14 27 ID 1k/1Smyo 芳佳「リーネちゃん、誕生日おめでとう」 リーネ「きゃー、芳佳ちゃんのエッチ。そんなとこさわらないでよ」 芳佳「ち、違うよ、リーネちゃん。これは扶桑式の誕生日のお祝いだよ。 女の子が元気に成長するように、こうやって年の数だけおっぱいを揉むんだよ」 リーネ「でも、なんか触り方がエッチ……」 エイラ「大変だぞ、サーニャ」 サーニャ「どうしたの、エイラ」 エイラ「今、宮藤がいっていたんだ。誕生日に年の数だけおっぱいを揉んだら病気をしないって 今からでも遅くないから、サーニャのおっぱいも揉んだ方がいい」 サーニャ「大丈夫。芳佳ちゃんが揉んでくれたから」 エイラ「え?」 サーニャ「去年の私の誕生日、夜間戦闘に備えて3人で寝てたでしょ? あのときエイラが寝たあと芳佳ちゃんがおっぱい揉んでくれたの」 エイラ「そ、そうか……気が利くナー、宮藤のヤツ(次の作戦で一緒になったら、後ろから後頭部を打ち抜いてやる)」 ゲルト「水くさいぞ、宮藤。どうして今まで黙っていた」 芳佳「なんのことですか、バルクホルン大尉」 ゲルト「扶桑では誕生日に年の数だけ、そのおっぱ……乳房をを揉まないと死んでしまうと言うではないか」 芳佳「え、ちょっと何でそんなことに……」 ゲルト「今からでも遅くない、私がお前の胸を揉んでやろう……言っておくが、これは上官としてのつとめであって、イヤらしい気持ちなどこれっぽっちもないぞ」 627 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/15(月) 00 25 24 ID hY5EHxCt , ´  ̄`ヽ ノ イ(ィハ从)i、. "ヾ(!´・ω・ノ゙` < はさんで もんで ちゅーして うえした さすって ____/_つと l ___ 抱いてやって あっ垂れて♪ アンて 朝が来て♪ / \ ___\ . \※ \____|\____ヽ < Sunday Monday Tuesday Wednesday Thursday ヽ\ ※ ※ ※| |====B=| Friday and Saturday♪ Sunday comes again ♪ \`ー──-.|\|___l__◎..|ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄| \| |~ 825 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/15(月) 17 48 15 ID hc4N7Gnp 宮藤「ペリーヌさんは時々いじわるですけど、ほんとは素直な人ですよ」 シャーリー「ペリーヌの笑顔はかわいいよな」 トゥルーデ「ペリーヌは気丈に振る舞うことで、暗い過去をかくしている強い妹さ」 坂本「ペリーヌは将来、立派な指導者になるかもな」 ペリーヌ「(´;ω;`) 」 ストライクウィッチーズ 第461統合戦闘航空団より 23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/15(月) 23 10 10 ID OHmBD6qi シャーリー「……少佐?」坂本「どうした、こんな時間に」シャーリー「ごめんなさい、私……なんかいろいろ言い忘れたことあった気がして――」坂本「話してくれ!」シャーリー「私さ、処女かどうかばっか気にしてるように聞こえたかもしんないけど……ルッキーニと付き合ったのもそれだけじゃないんだよ!?」坂本「あぁ、わかってる」シャーリー「さっきも何人も非処女と付け合ってみてこりた話したでしょ? その続きがあってさ、私、軍に入ってすぐ同じ年歳の処女の子と付き合ったんだ、きっと処女ならうまくいく――経験少ない分、子供みたいなとこあったけど、そんなとこだったカワイク見えてやっていけるって……確かにさ……してる時は最高だったよ、今までのとは全然違って幸せだった!――――だけどやっぱ、その子とも続けられなかった……!流石に私も思ったよ、自分がワガママなダメ人間なんだって、女と付き合う能力も資格もない精神年齢の低いクズ野郎なんだって……でも――そんな時、奇跡みたいな子と出会ったんだ……」坂本「それが……ルッキーニか?」シャーリー「うん、あの子と会うたび…・・最初はすごく綺麗なあいさつが印象的だったんだ! 少しがつ知って……少しずつ親しくなって――4つも年下なのに、私の知ってる誰よりも大人で、そのくせ活き活きとしてた――そんな子が向こうでも私の事を好きだった言ってくれて…・・もういっぺんだけ自分に掛けてみたいって……この子と…・・今度こそ、立派に一生添い遂げる事ができたら、もう一度自分を信じることができる――そう思ったんだ。おかしいかな?」坂本「いや……本当に、お前と話していると私は何歳の女と話しているんだろうと思うよ……」シャーリー「そ…そうか!? あ、そろそろ時間だ、部屋に戻るね!」坂本「(全く……凄い話ばかり聞かせてくれる……バルクホルン、今の話聞かなくて正解だったな……)」 ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。. |\,. --- 、 /}. ,. 1/ / イ l ト、 ヽヽ. { / l____j___j_」 ⊥_| V { f´ ̄ ィ心/ Yヾ { / ノ r },′ `ァ-、 ̄´r ァ ノ 1乙 / /_j_〕 ┬ ヒ . / 人 ヽ |__|_| / / ヽ (ン |_ノ | 110 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/16(火) 03 33 54 ID KjZW7Pxs 今日は、和菓子の日 リーネ「ねぇ、芳佳ちゃん。 私もおはぎを作ってみたんだけど、味見してくれる?」 芳佳「うん、いいよ」 (おもむろに服を脱ぎだすリーネ) 芳佳「リ、リーネちゃん!?」 リーネ「あんこを塗るのが結構大変だったんだけど…。」 さあ、召 し 上 が れ ! 164 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/16(火) 15 08 08 ID Gtq/HU0K __ , <  ̄ `>、 / i ヽ ヽ、 / ;! /l ; \ ヽ // / / ;ハ / Vト、i ヘ ハ ,イ/ / / / ,Y- ハ ヽl ヘ l. // / イ // l i ! l! .V '; ! jイ ;イ ;∠ィ-?- vヘ |-t?ト、 V. l / l ■■■■■■■■ V v-、). ´ l 人■■■■■■■■ V.,イ/ レ ハ , /_ノ '´ rニヘ、 _ _ / _二7 / ;> ィ´l_ハ ヽ <わたしは通りがかりの軍人ですが、. / 7 /`!ー .<ト、 ! ヘ バルクホルン大尉は品行方正のよい l l/ lノ ,V ヽ、 l l 軍人の鑑ですので、けっしてここのスレのようなことはありません。 l; ィ/ lヘ _ ノ/ _ .へ!、 l_ r‐(二イ レ^ く_ //// ト、_ コ-、 / l i / ヽ! / Li/ l / l 165 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/16(火) 15 09 48 ID 3Ak9+ziC お姉ちゃん! 166 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/16(火) 15 16 01 ID tSK8Pokk __ , <  ̄ `>、 / i ヽ ヽ、 / ;! /l ; \ ヽ // / / ;ハ / Vト、i ヘ ハ ,イ/ / / / ,Y- ハ ヽl ヘ l. // / イ // l i ! l! .V '; ! jイ ;イ ;∠ィ-―- vヘ |-t―ト、 V. l / l / ,イチム V!ィ升へ V v-、). ´ l 人! 弋_ン ' 弋_ク V.,イ/ ああ、何だい妹よ レ ハ , /_ノ '´ rニヘ、 ,____., / _二9 / ;> `ーi!′ ィ´l_ハ ヽ. / 9 /`!ー .<ト、 ! ヘ l l/ lノ ,V ヽ、 l l l; ィ/ lヘ _ ノ/ _ .へ!、 l_ r‐(二イ レ^ く_ //// ト、_ コ-、 / l i / ヽ! / Li/ l / l 358 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 06 28 22 ID Pwya6hHN _ , ― - < / 、 ' ´ `ヽ、 / V \ `ヽ / ̄ .> ! i ト、 V \._ `ヽ、_ ノ ./; l ハ /i l. ヽl ヽ!ヽ、 _ ) /// ! / .メノ、 l ヽ、 V ハ _ イ7/ ! /!l/イ ヽ; l' ´ ̄ヽ、 V ハ´ // ! / T 二` ヽ; ! 'T" ヽ.ヽ; L; ヽ j/! ! | /ト' ハ `ヽ lc リ) r! !`! 早起きは三妹の得、と扶桑では言うらしいな !ハ、 ハ V_ソ  ̄ '''r'リ ノ 即ち宮藤、ルッキーニ、ハルトマンの分お得ということだ ヘ .!ハ ,, l-' ト、 ヽ-ヘ、 '_ /.L! ト' ン > ィ l トヽ / ;イ-' , .-i` ー ´ .ト-、 l ! ハ / /='/ Vr! ノー/ `ト、j/ノ ∠'"-' ! V\ / / __ ! c ヽ、 ,く _ .イ V 7YV /.///!` ヽ、 >、 ト、 Y´ l _,ヽ! l! .y' L./.l / _! l ヽ l r-'r-'く Vニ}ト'L_ l /´ .l l Y `'-'´ ヽく ハ '-' V l 360 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 07 41 02 ID kGkFmDtC __ < > 、 / ヽ、 / ヘ / / ', l / ;ィ i ', ! l / ! ト、 /l、 ! l ! / / .! l ',/ V ! V ! /! / ̄` ! レ/ 弋ーV ! ! V^il / j/ _ ヽ! _\! i ! 358 ヘ l,ヘ '" ̄` ´ ̄` /l イノ やだお姉ちゃんてば、私のこと忘れてるよ V、_!、 . . . . . . , . . . . /イ/ ヽ! ヽ、 r―┐ ,/ __, 、_ ノ 、 '^くイt 、_ / \ / //'7ノ `ヽ / `'! ! , ! l ヽ ! l ノ / l l `! ノ / V /! l l / ./ l l l ! ./ ./ ノ l 361 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 07 54 24 ID Pwya6hHN 360 / / ;イ ! ヽ; ヽ / / // / l _ ノ;ノ l ヽ ヘ / / / /! /_ ,..イ - ´ i l; i ヘ ヘ l / / /7ァー-、 ! ! /!ハ l、 ! ! ! l ;イ;/_,j;;L__ j/! / 7=トV l ! l >、! / (´7 /ノ )` / / / jィ=、 Vi ! ! V / /ノ!/! 弋_タ. / ノ '´/ ノ!ヽ / l ハ ! Vl r' l ` '´ 弋_タ ' / ! ! j/ …………… ヾヽーヽ 、 ハ!j/! / r―^ 、ーヘ ハ. j/ えっと……… `ー7 /!^V!ヽ. ー - ノ. / / Lノ l ヽ、 イ / / ry! > _ .ィ i `く / / ノ ヽ\ ト,、 ! !. / /r'Y´ ヽ >-、_ノ l ヽ、.! l />-'´{} .l ヽ、 / !ヽ! r、\ ! < r-! \ `i !l||l Vヽ ! 363 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 08 11 09 ID WCC0ntV7 ,..-  ̄ -...、 / \ / `, / i 彳 | , ∧ヽ 、 / 、 i レ} ル| V/ i!\ 乂 _ i , | `| レ'| i V ̄_ i! × ! \ `! | ハ| | …これからはミーナさんの養子になります !ト !イ升 ` ` 「弋-l| ノ i! / Vヾ 弋」 ! ソ| /-、!/ i `- ' レ_ 'ノ' \ i--、 イ/ ` -、-┘ イ' レ _ /\ 388 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 11 16 51 ID VkUHfKJa ルッキーニ「ねえシャーリー公式の更新がなくてつまんないー」 シャーリー「じゃあ更新手伝ってこいよ」 ルッキーニ「うん、わかった行ってくるフニュフニュ~♪」 シャーリー「どうしたルッキーニもう終わったのか?」 ルッキーニ「・・・データ全部消しちゃったウジュ・・・」 429 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 17 00 49 ID XBidZ1q7 |ト、 .-y=====┐.. イ! || ' . / ヽ. `く || |レ'. . ノ  ̄ ̄ ̄ \ . ヽ!! /_/ ∞ \ ', [___________] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l. / . . .u . .. l/‐-/ l. / -',. . . . , | しょうがねぇな。 V. . ‐l . . ちホ u /ちホV. . .', | シャーリーさんのバストサイズを揉んで計測してやるよ ,. '. . .{.u |. ./{ ト-j ト‐j l∧. .'、 < 94はあるはずだ・・ むにゅっ. ∠イ',八__|/_u `´ u`´ ハ.∧. .\ | ・・70・・80・・90・・100・・・バ・・バカな!まだあがっていく!? )ハ \ r‐=‐、 ノ  ̄ | Vl 〕`ニニ´r≦ \______ ,x ヽ `x / \ヽ \___} //ヽ 476 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/17(水) 20 50 36 ID FOWVRxIB ゲルト「邪悪な敵が迫るとき…。」 エーリカ「呼ばれてないのに現れる!!」 ミーナ「使命に萌える7人のウィッチが…。」 ルッキーニ「勇気と希望で世界を救う!!」 キャサリン「フジヤマゲイシャ!ファンタスティックネー!!」 土方「い、いや、俺は、その、あれですよ……。」 ペリーヌ「わたくし達正真正銘7人そろって…。」 全員「虹色ウィッチ隊!!!」 芳佳「か、かっこいいです~。」 美緒「いや、土方、おまえなんでそこのいるんだ……。」 土方「いや…俺はほら、ムリヤリ勧誘されてこう、しゃべれっていわれて こう、いま、いきなり言われているだけなんで…。」 美緒「っていう、何でリベリオンの壊し屋がいるんだ…?」 キャサリン「オー ミーガナニカ?ユーハ モンク アルデスカ?」 美緒「いや、もういいか…。」 989 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 01 57 15 ID pWvrUC2t 坂本「おい、ペリーヌ。 一緒にずんだ餅食べないか?」 ペリーヌ「はい、喜んで!(パクッ、モグモグ」 お ぉ ぉ ぅ … ストライクウィッチーズ 第462統合戦闘航空団より 117 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 20 24 22 ID iszl6Ld2 取り乱すエイラ サーニャ「実は前から気になってたんだけど、エイラの部屋臭い・・・」 エイラ「ガーン!」 130 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 20 55 11 ID zKtNtNft 117 サーニャ「ねえエイラ、私好きな男の子ができたの。」 エイラ「ふ~ん……えっ!!!!!」 サーニャ「どうやって好きだって伝えればいいか知りたいんだけど 隊長の目が厳しいからエイラにしか聞けないの。友達のエイラ だから聞けるの。教えて、どうしたの、エイラ……大変!泡を吹いて 倒れてる……!」 483 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/20(土) 01 49 36 ID RlxOZRr8 芳佳の事を考えて胸が苦しいリーネちゃん その苦しみを治療出来るのは芳佳ちゃんだけ 484 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/20(土) 01 54 18 ID qBWbsMaw 483 |ト、 .-y=====┐.. イ! || ' . / ヽ. `く || |レ'. . ノ  ̄ ̄ ̄ \ . ヽ!! /_/ ∞ \ ', [___________] l. / . . .,'. . .. l/‐-/ l. / -',. . . . , V. . ‐l . . ちホ /ちホV. . .', まずは触診から・・・ ,. '. . .{ |. ./{ ト-j ト‐j l∧. .'、. ∠イ',八__|/_ `´ `´ ハ.∧. .\ )ハ \ 'ー=-' ノ  ̄ Vl 〕 r≦ ,x ヽ `x / \ヽ \___} //ヽ 546 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/20(土) 11 55 54 ID NGpEVe/r たぶん明日はこうなるな 芳佳「リーネちゃん!シャーリーさん!今日はおめでとう!」 シャーリー「ん?」 リーネ「?今日は父の日…だよね?」 553 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/20(土) 13 05 19 ID 66ZVB5aC トゥルーデ 今日は父の日か芳佳からなにか貰えるかな?って何を考えてる私は芳佳は妹で(ry リーネ 乳の日・・・芳佳ちゃん私のおっぱい吸ってくれるかな・・ 芳佳 一郎お父さん!芳佳の成長の記録みてみて 宮藤一郎 どれどれ~おぉ芳佳!まだまだ乳は大きくないな、どぉ~れお父さんが揉んで大きくしてやるぞ 芳佳 これが父の日・・・なんだ揉まれる事がこんなにンギモヂィィ!なんて・・・ トゥルーデ ちょっと待ったぁー!宮藤伯父様!いくら父の日だからってプレゼントが宮藤なのは納得できません! リーネ そうですよー芳佳ちゃんのお乳揉んでいいのは私だけ! 559 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/20(土) 14 05 36 ID u1V0tiBy エイラ「サ、ササササーニャ、す、好きだ…」 サーニャ「私もよ、エイラ」 エイラ「え!? そ、それじゃ―――」 サーニャ「芳佳ちゃんも、リーネさんも、坂本少佐も……・」 サーニャ「みんな好きよ、仲間だから」 芳佳「じゃあ揉ませてよ」 908 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/21(日) 16 13 05 ID hYb8fB1K |ト、 .-y=====┐.. イ! || ' . / ヽ. `く || |レ'. . ノ  ̄ ̄ ̄ \ . ヽ!! /_/ ∞ \ ', [___________] 私は変態でも同性愛者でもないですよ l. / . . .,'. . .. l/‐-/ l. / -',. . . . , ただ女性のおっぱいを揉むと興奮する事に気がついただけなんです V. . ‐l . . ちホ |/ちホV. . .', ,. '. . .{ |. ./{ ト-j ト‐j l∧. .'、 . ∠イ',八__|/_――――――ハ.∧. .\ )ハ \ ∞ /モゴモゴ ̄ Vl 〕-―r≦ ,x ヽ `x / \ヽ \___} //ヽ
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このSSでの設定 美緒 20歳 大学2年 ミーナ 19歳 大学1年 ゲルト 18歳 高校3年 年齢を19→18に変更 シャーリー 17歳 高校2年 エーリカ 17歳 高校2年 エイラ 16歳 高校1年 ペリーヌ 16歳 高校1年 俺 16歳 高校1年 リーネ 16歳 高校1年 芳佳 15歳 中学3年 サーニャ 14歳 中学2年 ルッキーニ 13歳 中学1年 学校の生徒たち 穴拭智子 16最 高校1年 ウルスラ・ハルトマン 17歳 高校2年 エリザベス・F・ビューリング 18歳 高校3年 (名前のみ登場) 順次追加予定
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『絆』 その1 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 440 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 17 41 35.65 ID oiKTsnt40 <深夜・基地内司令室> タッタッタッタッ……! ガチャン! 坂本「ミーナ!」 ミーナ「美緒……」 坂本「大変だ! 今見えたんだが、港からラオホウが居なくなってるぞ!」 ミーナ「……ええ、知っているわ。ついさっき出港したわよ」 坂本「何・・・!? どういう事だ?」 ミーナ「上から命令があったそうよ。『D特殊戦闘実験部隊及び、強化ウィッチ試作体壱号・プロト01は、現地での実験を終了して本国へ帰還せよ』……と」 坂本「では、あの船には俺も……!」 ミーナ「ええ。当然乗っている筈よ」 坂本「何故だ、何故止めなかった!」 ミーナ「…………」 坂本「向こうに戻られてしまっら、こちらの手出しの仕様がなくなる。何も出来なくなるんだ。なのにどうして行かせ───」 ミーナ「止めたわよ!」 バンッ! 坂本「っ……!」 ミーナ「何度も止めた、やめさせようとした。ガランド少将だって・・・!」 ミーナ「でも! 気づいた時には遅すぎたのよ、何もかも!」 坂本「…………」 ミーナ「相手も悪かった。管轄も違った・・・。実験だって、もう最終段階……」 ミーナ「この状況で強行策に出たら、咎めを受けるのは私たち。軍法会議では済まない。もう…、どうする事も……」 ポロポロ 坂本「ミーナ……」 ストライクウィッチーズの隊長と言う立場であるミーナには、団員を守るという義務がある。 決断しなくてはならない。彼女個人の感情とは別に、非情とも言える選択を ギュッ…… 坂本「ミーナが悪いわけではない。ミーナが悪いわけではないんだ。それは……みんなわかってくれるさ」 ミーナ「美緒ぉ…………」 ポロポロ 坂本(どうする事も……) 坂本(もう、どうする事も出来ないと言うのか? 何の手段も無いのか……?) ―――――――――――――――――――― 442 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 17 52 46.18 ID oiKTsnt40 <ロマーニャ基地から出港直後・実験部隊専用船『ラオホウ』・船内> 俺「…………」 助手「……では、私はこれで失礼します」 ガチャン! 助手「もう、おしまいなのね……」 助手(……既にあの子は”感覚消失”により、色覚や味覚を始めとする様々な感覚を失っている) 助手(視覚と聴覚はまだ生きているけど、それもいずれ失われる。そして最後には……『自我』さえも失う) 助手(自我を失ったら、あとは死を待つだけの身。けれどその前に”最終実験 ”が行われ、量産に必要な全ての生体データが揃う) 助手(そして、あの子は───) 助手「…………」 助手(あの子の人生を……命までもを犠牲にして、私は復讐を成し遂げようとしている) 助手(Aさんの言った通りだったなぁ。優しくするだけ優しくして……救わない。結局『アレ』だって作っただけで、実際に使わなかったし……) 助手「全部私の自己満足、かぁ……」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『名前……考えたんですよ』 『名前? 誰のだよ』 『あなたのです。いつまでも『プロト01』じゃ味気ないじゃないですか』 『名前……名前ねぇ』 『……迷惑でしたか?』 『別に。好きにしろよ』 『じゃ、じゃあ発表しますね。今日からあなたの名前は、《俺》です』 『《俺》? それって、何か意味があったりすんのか?』 『はい。古い国の言葉で、『笑顔の魔法』っていう意味なんです』 『笑顔の魔法…………』 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 助手(……そっか。初めてあの子に会ってから、もう一年近く経つんだ) 助手(あっという間だったなぁ……。ネウロイに家族を殺されて、開発部の研究所に入って、実験部隊に誘われて、あの子に出会って……) 助手(私、もう戻れない所まで来ちゃったんだ) 444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 17 59 00.19 ID Ha1v8E+Q0 試作さん来ましたわー!! 届け!!この熱い支援を!! 445 :試作な俺-24話 支援感謝です:2011/07/01(金) 18 03 24.18 ID oiKTsnt40 助手(もうすぐ、全てが終わる。……そして始まる。ネウロイの滅びが……) 助手「……そうだ。大佐に報告書出すの忘れてた。出さなきゃ……」 <艦内・ダルシム私室> コンコンッ 助手「失礼します」 シーン…… 助手「……あれ? 大佐、いらっしゃいますか?」 コンコンッ シーン…… 何度ノックしても返事はない。 少しドアを開けて覗いてみると、ダルシムは部屋に居なかった 助手(……居ない?) <船内・実験室> 助手(……ここにも居ない) <船内・調整室> 助手(ここにも居ない。どこに……?) 446 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 18 09 26.97 ID oiKTsnt40 <ラオホウ・甲板> タッタッタッタッ…… 助手(居た……!) 助手(大佐に……あれ? Bさん達も───) 研究者達「………………」 助手「…………」 ススッ 助手を除いた3人の研究者とダルシムが、深夜の暗い甲板に集まっていた。 何やら不穏な空気を感じとった助手は、声を掛けるのを止めて近くの物影から4人の様子を伺う 助手(何で甲板なんかに集まってるんだろう……?) ダルシム「……皆さん、今までよくやってくれました。実験は最終段階に入り、後は”最終実験 ”を残すのみです」 ダルシムがゆっくりと話し出す。助手は身を隠したまま、耳を澄ませて会話を盗み聞く ダルシム「問題だらけで右も左も見えなかった初期と比べ、ここまで順調に実験が進んだのは、全員の努力があったからこそです」 助手(こういう集まりの時はいつも全員集合の筈なのに、何で今回は私だけ……) 研究者A「いえ、大佐が我々を導いてくださったからですよ」 研究者B「ありがとうございます」 (珍しいな。大佐が我々を労うとは……) 研究者C「…………」 ダルシム「我々がこの地で為すべき事は、ほとんど終わったと言えるでしょう。・・・さて、後は───」 ダルシム「後は連中の始末だけだ」 助手(えっ……?) ガ シ ャ ン ッ ! ! ウィーーーーン…………ガシャン! 助手(!!?) ダルシムの声と合わせるように中央エレベーターが作動し、艦内部からゆっくりと”何か ”が顔を出す 448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 18 16 44.35 ID 5a4fCWN00 支援 449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 18 20 20.52 ID WKKZ+ryQ0 支援ザム! 450 :試作な俺-24話 支援ありがとう:2011/07/01(金) 18 20 39.92 ID oiKTsnt40 現れたのは、鉄の巨人。大きさは大体6~7mほどか それは確かに人型であり手足のような物が確認出来るのだが、”人”と呼ぶにはあまりにも固定概念からかけ離れた形状をしていた 胴体と思われる部分がやや小さく、ストライカーのような噴射口と一体化した脚部が機体の全高の半分以上に及んでいる変わった形だ 助手(あの機体、以前資料で見た『ウォーロック』っていう兵器にそっくり……) エレベーターに乗って艦内部より現れた鉄の巨人は、あのウォーロックによく似た別の機体だった 見た感じでは全体的な造りなどがウォーロックに近似しているが、頭部ユニットや肩部の羽の追加など、相違点も確認出来る そして毒々しい紫の基調と赤のカラーリングが、その兵器の”禍々しさ ”のようなものを表していた ダルシム「最終調整に取りかかれ。0030には出撃させる」 研究者達「はっ!」 助手「……っ!」 ダッ 研究者達が兵器の最終調整を始めた。助手は身を隠すのを止めて物影から飛び出し駆け寄る 助手「待って下さい!」 ダルシム「! ……助手軍曹か」 助手「大佐、何をしているんですか。この機体は……!」 ダルシム「君こそ何故ここに居る? 01についているようにと命令を出しておいた筈だが……」 451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 18 20 47.00 ID Ha1v8E+Q0 支援だZ 452 :試作な俺-24話 支援多謝:2011/07/01(金) 18 25 41.46 ID oiKTsnt40 助手「教えて下さい。”連中の始末 ”って、どういう事なんですか……!」 ダルシム「……君が知る必要は無い事だ。部屋に戻りなさい」 助手「”連中 ”って、ストライクウィッチーズの事ですよね。消すつもりなんですか? 彼女たちを……」 ダルシム「…………」 助手「教えて下さい。大佐!」 ダルシム「…………」 ダルシムが口を閉ざす。研究者達は作業を続けながらも、2人の様子を窺っている。助手は曇り無い眼で彼に問い続ける 程なくして、ダルシムがゆっくりと口を開いた ダルシム「……オペレーション・エピオン終了のその夜遅く……つまりは今晩、ロマーニャ基地は予報にも無いはぐれネウロイの襲撃を受ける」 助手「!」 ダルシム「ネウロイがステルス能力を持っていた事により接近にも気づけず、奇襲を許した上に作戦終了後で本来の力を発揮出来ない彼女達は、一方的に敗北する」 ダルシム「そして、ネウロイが高度なジャミング能力も持っていた為に助けを呼ぶ事すら出来ず、基地ごと魔女達は消滅。そのネウロイを見て生き残った者は1人も居ない……」 ダルシム「こうして第501統合戦闘航空団はネウロイに敗北し、壊滅と言う形で解散する。これが今夜のシナリオだ」 助手「それって……!」 ダルシム「そう。そしてこの機体こそ、はぐれネウロイとして奴らに引導を渡す今宵の主役。”インペラトール ”だ」 453 :試作な俺-24話 :2011/07/01(金) 18 30 55.63 ID oiKTsnt40 そう言ってダルシムは鋼鉄の巨人を指し示す。 恐らくウォーロックと同等……あるいはそれ以上の戦闘能力を有しているだろう”インペラトール ”。 作戦終了後で疲労している上にこんな兵器に虚を衝かれたりなどしたら、いくら彼女達であっても一溜まりも無いだろう 助手「何故こんな事を……」 ダルシム「アルタネィティブ大将からの直令だ。不確定要素は排除する必要がある」 (※22話) 助手「命令されたから……!? だからってそんな……」 ダンッ! 研究者A「いい加減にして下さいよ、助手さん・・・!」 助手「Aさん……」 研究者A「またいい人気取りですか、またヒューマニズムですか。いい加減に割り切って下さいよ……!」 研究者A「あんたも! 俺達も! もう引き返せない所まで来ているんだ! いい加減に甘さは捨てて下さいよ!」 助手「Aさんはそれでいいんですか!? 命令だからと言って、何の罪も無いあの人達を殺すだなんて……!」 研究者A「その甘さを捨てろと言っているんだ! 奴らはこの先も我々の障害となる可能性が大いにある、だから消す! そう上が決めたんだ! ならば我々は従う!」 研究者B「…………」 研究者A「それに……我々が過去に何をしてきたか、一番入隊の遅かったあなたでも知っている筈だ」 助手「……!!」 研究者A「資料で読んだ筈でしょう。 『選別』の事も、『特殊任務』の事も……!」 454 :試作な俺-24話 :2011/07/01(金) 18 37 22.49 ID oiKTsnt40 助手「じゃあ、ロマーニャの事はどうするんですか! あの人達が居なくなったら、ロマーニャの守りが……!」 研究者A「アルタネィティブ大将にとって、ロマーニャの命運などどうでもいいと言う事でしょう」 助手「そんな・・・! もうリーブラみたいな強いネウロイが現れないとは限らないのに・・・!」 研究者A「助手さん。我々の目的は計画の遂行でしょう。本懐を成し遂げる為にも、今はこれを為さねばならない筈です」 助手「その為にあの人達や、関係ないロマーニャの街と人々を犠牲にしても構わないんですか!? 間接的とはいえ、民間人が巻き込まれるんですよ!?」 研究者A「この計画に犠牲は付き物だった筈だ。何を今更・・・!」 助手「無関係な人達が沢山死ぬ事になるんです! しかも民間人が!」 研究者A「民間人だからって、それで我々が手を止める理由になりはしない!」 助手「そんなこと・・・っ!」 研究者A「仕方ない事なんですよ! あの女達は深入りし過ぎた、だから消さなければならない。間接的に民間人が犠牲になろうとも関係ない。ここはそういう部隊の筈だ!」 研究者A「今更手を止める理由がどこにある。躊躇う必要がどこにある! そうですよね大佐!」 助手「犠牲は少ない方が絶対にいいです! 私達は選ぶ事が出来る筈です。 彼女達が計画の障害になる恐れがあったとしても、殺したりする事なく彼女達の介入を防ぐ方法はきっとあります! そうですよね大佐!」 ダルシム「・・・・・・・」 研究者A「大佐!」 助手「大佐!」 455 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 18 44 09.03 ID oiKTsnt40 互いに睨み合いながらも、ダルシムを見遣る助手と研究者A。 Bは作業を続けながらもこちらの様子を窺い、Cは全く気にする事無く作業に集中していた ダルシム「・・・助手軍曹の言う通りだ」 研究者A「!!?」 ダルシム「我々の最終目標は、量産化した強化ウィッチによってネウロイを滅ぼす事だ。手段を選ばぬ事が多いとはいえ、不必要な犠牲を出すのは得策ではないだろう」 ダルシム「私個人としては、ウィッチなど信用出来ん。好きになることなど出来ない。……しかし、何も殺したいなどと思っている訳ではないのだ。 彼女達の死により他にも犠牲が出るのならば、このようなやり方は決して善いとは言えないだろう。やるべきではない」 助手「じゃあ・・・」 ダルシム「───しかし、それは飽くまで彼女達に否が無ければの事だ」 助手「!」 研究者A「大佐・・・」 ダルシム「事実、彼女達は独自の情報網を用いて幾度となく我々の計画を探り、介入して阻止しようとしている」 ダルシム「それだけではない。近頃アルタネィティブ大将の周りを嗅ぎ回る鼠が居ると聞く。恐らくはヴィルケ中佐がガランド少将に頼み、探らせているのだろう」 研究者C「・・・・・」 ダルシム「これは十二分に、彼女達が障害になりえると言う事だ。そしてアルタネィティブ大将の言う通り……障害は取り除く必要がある」 ダルシム「だから、我々は為さねばならない。それがどれほどの行為か分かっていようとも……悪行を・・・・・!!」 456 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 18 49 21.04 ID oiKTsnt40 助手「そんな・・・! 考え直して下さい大佐!」 ダルシム「決定事項だ、変更はない。作業に戻れ」 研究者A「は、はっ!」 素早く敬礼し、Aはインペラトールの最終調整に戻る 助手「大佐!」 ダルシム「……助手軍曹。何故私が君のような若輩者を、この部隊に置いているか……分かるか?」 助手「えっ……」 ダルシム「理由は二つある。一つは君が二十歳を過ぎたばかりの若者であるにもかかわらず、天才的な頭脳を持っているからだ」 ダルシム「私の見込み通り、この部隊において君はあの3人よりも優秀だった。バスターライフルの魔導変換基礎理論を築き上げたのも君だ。 君は私の期待以上の働きを見せた。十二分にな……」 助手「…………」 ダルシム「二つ目は、君がネウロイに復讐心を持っていたからだ。故郷、家族、友人などをネウロイに皆殺しにされた君は、ネウロイを強く憎んでいた」 ダルシム「当時の君は、この部隊の一員になれるだけの物を持っていると思った。…………だが、こちらは私の見当違いだったようだ」 ダルシム「君の中での復讐心と情……。その戦いで情が勝ってしまった。君は情に流され、本来の能力が発揮出来なくなっていった」 ダルシム「そして今、こうして君は我々を止めようとしている。どうやら君の中の憎しみは、皮肉にも復讐の道具である筈の01と触れ合う内に、風化してしまったようだな」 助手「…………」 457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 18 51 53.93 ID 1t2YEomgO 支援 458 :試作な俺-24話 支援ありがとう:2011/07/01(金) 18 54 29.46 ID oiKTsnt40 ダルシム「残念だよ、助手軍曹。君は優秀な研究者になりえる筈だったが……その甘さがいけなかった」 ダルシム「B。彼女を営倉へ連れて行け。私が指示するまで絶対に外へ出すな」 研究者B「……了解しました」 最終調整作業を中断し、Bはダルシムの命に従う 助手「…………」 研究者B「行くぞ。ついてこい」 助手「…………」 研究者B「……ついて来ないのなら、力ずくで来て貰う事になるが」 助手「Bさんは……」 研究者B「ん?」 助手「Bさんは確か、ネウロイに友達を殺されたから……この部隊に入ったんですよね」 研究者B「……ああ」 助手「私も……同じです」 研究者B「同じ?」 助手「先ほど大佐が仰ってたように、私もネウロイに大切な人達を殺されました。 父を、母を、弟を、友人を、恩師を、故郷の人々を・・・・・」 459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 18 55 50.44 ID /dcAg83J0 支援する 460 :試作な俺-24話 支援感謝です:2011/07/01(金) 19 00 03.32 ID oiKTsnt40 研究者B「おまえ……」 助手「本当に……本当に凄いネウロイを憎みました。『絶対に許さない』って……。ネウロイに復讐する事を決めた。でも……私にはウィッチのような魔法力はありません」 助手「だから私は、軍の開発部に入りました。そしてそこで私の研究が認められて、私はダルシム大佐に声を掛けられ、この実験部隊に誘われたんです」 研究者B「……確かそれが一年程前か」 助手「はい。……でも正直に言って、入った当初はとても後悔しました。この部隊の正体や、『選別』や、『特殊任務』の事を知って……」 助手「だけど今、私はこうしてここに居る。この部隊の闇を知っているにもかかわらず、それを受け入れたんです。全ては……ネウロイへ復讐する為に」 研究者B「…………」 助手「だからその時点で、私は皆さんと同じです。口ではどんな綺麗事を言った所で、所詮は同じ穴の狢。Aさんに言われた通りだったんですよ」 研究者A「…………」 助手「でも……───」 〔『・・・けど、それで諦めちまったら俺はもう、ただ壊れていくだけだ。偶には抗うのも悪くないだろう?』〕 〔『俺は人として───いや、『ストライクウィッチーズ』の一員として、守る為に戦いたいんだよ』〕 〔『いいんだよ。アイツら俺の言葉なんか聞かないだろ? あんたが聞いてくれなかったら、開発される事すら無かったんだ』〕 〔『だからさ、ありがとう』 ギュッ、ニコッ〕 461 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 19 05 50.06 ID oiKTsnt40 〔『人形だった俺が、この戦いの中に意味を見つけられたんだ。ただ残り少ない時間を消費するだけだった、この戦いの中に……』〕 〔『だからさ、俺はもう……十分なんだよ』〕 助手「……ごめんなさい」 研究者B「何……?」 助手「やっぱり…………出来ません!」 ダッ! 研究者B「!」 助手はBの手を振り払うと、素早くインペラトールに駆け寄る。 走りつつ懐から拳銃を取り出し、研究者達が異変に気づくよりも先に構えると─── 助手「えいっ!」 パァンッ! パァンッ! パァンッ! ダルシム&研究者達『!!?』 まだ起動していないインペラトールの制御装置目掛けて発砲した。 連続で銃弾を受けた制御装置は破壊され、ブスブスと黒煙をあげてショートする ダルシム「き、貴様ァ!!」 462 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 19 08 55.52 ID oiKTsnt40 助手「・・・・・!」 ハァ……! ハァ……! 薄暗い甲板の上で、助手と4人が対峙する。 助手は甲板の端に立ち、息を荒げ、銃口をダルシムに向けていた ダルシム「何の真似だ、助手軍曹・・・!」 助手「ごめんなさい・・・っ。どうしても…見過ごせなかったんです・・・!」 ダルシム「何……」 助手「おかしいですよね? 変ですよね? 今更こんな事するの……」 助手「でも……───」 〔『どうせならさ、いずれ創られる俺達の『量産型』なんかじゃなくて───』〕 〔『自分の手で……、みんなを守りたかったな』〕 助手「あの子の過去を奪って、自由を奪って、未来を奪って─────」 助手「あの子があんなになっても守りたかった物まで奪うだなんて・・・私には出来ないっ!!!」 震える両手で銃を構えたまま、助手は心の底から強く叫んだ 463 :試作な俺-24話:2011/07/01(金) 19 14 02.05 ID oiKTsnt40 彼女は受け入れていた。この部隊の闇を、非道な行いを、その残虐性を。知っていながら利用していた。 全ては自分の家族や大切な人々を奪った、ネウロイに復讐する為に しかし今、彼女は反逆した。初めて正面から部隊に逆らった。自称自己満足の優しさや、己が救われたいだけなどではない 彼女が心を通わせた被検体の少年。彼が守りたかった物を守る為、ただそれだけの為に ダルシム「そうか……。それが貴様の答えか、助手軍曹」 ダルシム「残念だ」 助手「!」 パ ァ ン ッ ! ! 助手「あっ・・・」 グラッ・・・ ───ザパンッ 放たれた一発の凶弾。それは寸分の狂いも無く、彼女の胸に突き刺さる 心臓部を撃ち抜かれた彼女は短い断末魔をあげると後ろへ倒れ、そのまま暗い海へと落ちて消えた 464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 19 15 22.41 ID Ha1v8E+Q0 ダルシム貴様ー!! 465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 19 18 30.52 ID 1t2YEomgO さて、助手の服にポケットはあったかね? 支援 466 :試作な俺-24話 支援感謝です:2011/07/01(金) 19 21 55.99 ID oiKTsnt40 研究者A・B「・・・っ!」 ダルシム「・・・何故撃った? C」 ダルシムが振り返り、銃口から硝煙をあげている拳銃を下ろした研究者Cに問う。 そう、撃ったのはダルシムでもAでもBでも無い。他ならぬ彼であった 研究者C「……彼女は既に錯乱していました。このままでは御身に危険が及ぶと考えた為、処分したまでです」 研究者C「それに、『裏切り者には死を。』 これがこの部隊の掟であるはずです」 ダルシム「…………」 研究者C「出過ぎた真似でしたか?」 ダルシム「……いや、いいだろう。君の判断は正しかったと言える」 研究者C「恐縮です」 ダルシム「・・・すぐに制御装置の修理にかかれ。この状態で起動させれば暴走は免れん。万が一にも連中が感づく前に、始末せねばならん。急げ!」 研究者達『はっ!』 研究者A「…………」 研究者Aは、助手が消えた暗い海を眺める 研究者A(結局あんたは……最後の最後まで甘さを捨てられなかったんだな。あんなに言ったのによ) 研究者A「……あーばよ。甘ったれの大バカ女」 262 :試作な俺-24話:2011/07/09(土) 14 50 45.98 ID SCLOJE0o0 <ラオホウ内部・俺の部屋> 俺「…………」 俺は特にする事も無く、ベッドの上に仰向けになって寝ていた。 後は本国への到着を待つだけの身。基地の自室から持ってきた荷物もほったらかしにし、本を読むような気力も無い 別に眠いわけではない。第一眠いかどうかなんてわからない。疲れているのかどうかもわからない。もう何も感じない それでも眠ろうとするなら睡眠薬を飲めば楽に眠れるが、そんな気分でもない 何もする事も無く枕に頭を預け、ボーっと暗い天井を見ていた 俺「…………」 悲しいわけではない。嬉しいわけではない ひたすら虚しい 心に穴が空いたかのように、何もする気が起きない。瞳の光も消え、虚ろな色に染まっている それは端から見れば、まるで人形。瞬きや呼吸で胸が上下していなければ、生きているのか死んでいるのかもわからないだろう。(本人ももうわからないらしいし) 現在、甲板上で何が起きているのかも知らず、ただただ動かないだけであった 俺「…………」 《ったく。何っつーザマだよ、オマエは》 突如、頭の中にいつもの”声 ”が響いた 263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/09(土) 14 51 17.01 ID xgdb1h/10 ● ● 264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/09(土) 14 51 34.08 ID tEOew2o90 なんだこの投下ラッシュは……支援 265 :試作な俺-24話 支援ありがとう:2011/07/09(土) 14 54 19.83 ID SCLOJE0o0 俺「……おまえか。そういえば、おまえとも長い付き合いだな」 《うわっ、気持ち悪っ。センチ入ってんじゃねぇぞコラ》 俺「……ははっ」 《情けねぇ面しやがって……、今更後悔してんのかぁ?》 俺「っ…………」 《これが定めだ。知りながらも、突き進んだ道だろ》 俺「……知ってるよ。望む所だっての」 俺「俺は進むだけだ。だってもう、ゴールテープはすぐそこなんだからな」 《…………》 俺「最後まで……走り抜ければいいさ」 《……そうかよ》 不思議とその時の”声 ”は、少し寂しそうに聴こえたような気がした ―――――――――――――――――――― <???> (あ、れ・・・? わたしは・・・) ふと気がつくとバルクホルンは、どこかの空に居た。 眼下には市街が広がっている。しかしそこら中で建物が燃えて炎が上がり、街全体が紅い色を放ち、彼女が浮かんでいる空も紅く染め上げられていた (!!! ここは・・・っ!) そこは彼女にとっては見慣れた懐かしい街……。もう何年も前にネウロイの手により失われた、彼女の故郷であった ネウロイ「――――――――――!」 「!」 そしてあの時と同じように、そこにはこの街を焼き払った大型のネウロイが居た 「きっ、貴様ぁぁぁぁぁっ!!!」 すぐにネウロイを攻撃しようとするが─── (っ!! 動かない・・・!?) 彼女の体は、まるで石化したかのように動かせなかった そしてその間にもネウロイはビームを市街へ雨のように降り注がせ、徹底的に破壊していく まだ形を残していた建物も破壊されて行き、沢山の逃げ惑う人々が次々に撃ち抜かれて命を落として行く 「や、やめろ・・・・・!」 ネウロイ「――――――――――!」 ビシュゥン! ビシュゥン! ビシュゥンッ! 「やめろ!! やめろおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!!!!」 ビームが降り注ぐ。命が消える。多くの人が死んで行く。しかしバルクホルンは全く動けず、どうする事も出来ない 「・・・!!! あれは───」 「うぅ…、ひぅっ……」 グスッ 「クリス!!!」 バルクホルンは燃える街中に、泣きじゃくるクリスティアーネを発見した。すぐさま助けに向かおうとしたが、やはり体が動かない。 「くそっ、何故だ!? 何故動かな───《 お い 》 「!」 ドゴッ・・・! 268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/09(土) 15 10 05.60 ID +nJ18J/B0 しえん 269 :試作な俺-24話 支援感謝です:2011/07/09(土) 15 14 31.62 ID SCLOJE0o0 「がっ、ハッ・・・!?」 突如眼の前に影が現れたかと思いきや、腹部に重く鈍い痛みが走る。どうやら強く殴られたようだ 息をつく間も無く影は殴り飛ばされたバルクホルンに接近すると、彼女の胴を掴んで拘束した 「ぐぅっ・・・! おまえは───」 人に近い形をしているが、決して人ではない鉄の黒い体。男性的な角張った体付きに、現在バルクホルンを拘束している大型クローの左腕。その正体は─── 人型ネウロイ《・・・フン》 「あの時のネウロイ!? 何故貴様が・・・!」 その正体は、以前バルクホルンをローマへと拉致し、彼女を大いに苦しめた人型のネウロイであった。(※20話) しかしこのネウロイは俺が倒した筈だ。なのに今こうして、再び彼女の前に現れている 人型ネウロイ《惨めなものだな。結局キサマはこの程度なんだ》 「な、に・・・!」 人型ネウロイ《キサマでは我々に勝てない。救えない。誰かを守る事など出来やしない》 ギリギリ……! 「負けるものか・・・! 決めたんだ、今度こそ……守ってみせると!」 人型ネウロイ《そうかそうか。それなら───》 スッ 「!」 人型はビームの右腕を構える。その狙いは逃げる事が出来ず、未だに地上で泣き続けているバルクホルンの最愛の妹・クリスだった 「ま、待てっ! 待ってくr───」 ビシュゥンッ! 「!」 人型の掌からビームが放たれ、クリスは炎の中に姿を消した 「そん、な・・・。クリ……ス……?」 「クリスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」 人型ネウロイ《目の前で守るべき物が壊されるってのは、どういう気分なんだ? 教えてくれよ、人間≫ ギリギリ・・・! 彼女の胴を掴む力が増す。人型の左腕クローによる拘束は凄まじく、苦しくて全く抵抗出来ない 「ぐぅあああぁぁっ!」 ミシミシ (い、いやだ・・・。いやだこんなの・・・!) (何なんだこれは・・・、夢なら早く覚めてくれ・・・・・!) ポロポロ 人型ネウロイ《なんだ、また泣くのか》 「うぅ・・グスッ・・・、ひぐっ……」 人型ネウロイ《いくら泣いた所で無駄な事だ。助けは来ない。あの男はもう死んだからな》 「お、俺は死んでなんか───」 人型ネウロイ《ご臨終だ。残念だったな》 「違う! 俺は死んでなんかいない・・・!」 人型ネウロイ《死んだ。何故そう言える? あの男は、二度とキサマの前に姿を現さないだろう》 (俺が死んだ・・・? あの、俺が・・・?) (……違う。死んでなんかいない。まだ……間に合う) (・・・そうだ、間に合う。間に合うんだ・・・!) (このネウロイは、確かに俺が倒した。それに今の状況といい、こんな超常現象のような現実は有り得ない・・・) (夢・・・? 幻・・・? 思い出せ、私は何をしていた) (確か、ヴェネツィア上空の巣から出現した母艦要塞型ネウロイを倒して、それから基地に帰還して、部屋に俺が来て、そして───) 〔『さようなら』〕 (・・・思い出した、私は俺に睡眠薬で眠らされたんだ。そしてアイツは・・・去って行った) (ならば、これは夢・・・。私の夢か!) 人型ネウロイ《どうした。もう抵抗しないのか》 (・・・私の夢ならば───) 人型ネウロイ《!?》 ピシッ… 突如人型の体に白い罅が入り、徐々に崩れ始める 人型ネウロイ《なん、だと・・・!?》 (これが私の弱さが創り出した、幻だと言うのならば……) 「消えろおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」 バキィン! 彼女を拘束していた人型ネウロイが、音をたてて砕け消滅した 「今度こそ・・・守ってみせる」 ―――――――――――――――――――――――――――― <ロマーニャ基地内部・俺の部屋> ガ バ ッ ! バルクホルン「!」 ???「Σ わあぁっ!!?」 ビクッ! バルクホルン「っ……! ハルトマン、おまえか」 エーリカ「び、びっくりしたぁー……。急に起きないでよトゥルーデ。心臓が止まりそうになったよ」 エーリカ「もうー。揺すっても叩いても耳元で叫んでも全ッ然起きなかったのに、急に跳ね起きるから驚いちゃった」 バルクホルン「何故、おまえがここに居る」 エーリカ「うん、何だか基地の中がうるさいから目が覚めちゃってさ。そうしたらトゥルーデが居なくなってたからミーナの所に探しに行ったら、 大変な事がわかったから慌てて探し回って、ようやく俺の部屋で寝ているトゥルーデを見つけた所……だったんだよ」 バルクホルン「大変な事……」 バルクホルン(……そうだった。今の時刻は───(チラッ) 午前2時過ぎ……。私が俺に眠らされたのが大体0時前だから、二時間程度しか経っていない) バルクホルン(まだ・・・間に合う!) グッ…… エーリカ「そうだよトゥルーデ、大変なの。実験部隊の人達が、私達に何も言わずに本国に帰っちゃったの。それで、俺も一緒に……」 274 :試作な俺-24話:2011/07/09(土) 15 40 39.55 ID SCLOJE0o0 エーリカ「それだけじゃないの。ついさっきの事なんだけど、医務s───」 バンッ! バルクホルンが、自らが突っ伏して眠っていた円卓を両手で叩き、勢いよく立ち上がる エーリカ「トゥ、トゥルーデ・・・?」 バルクホルン「俺を助けに行く」 エーリカ「えっ……」 バルクホルン「アイツは…………死ぬつもりだ」 エーリカ「!? どういう事……?」 バルクホルン「アイツの体は実験時の度重なる薬物投与により、もうボロボロなんだ。既に、殆どの感覚を失っている」 エーリカ「何……それ…………」 バルクホルン「実験が最終段階に入ったから、俺と実験部隊は本国に帰還した」 バルクホルン「そして、そこで行われる最終実験で俺は恐らく……命を落とす」 バルクホルン「強化ウィッチの量産成功……、その引き換えに」 275 :試作な俺-24話:2011/07/09(土) 15 47 28.68 ID SCLOJE0o0 エーリカ「そんな・・・、そんなのって・・・!」 バルクホルン「だから助けに行く。まだ、間に合う筈だ・・・!」 ダッ! エーリカ「あっ、待って! トゥルーデッ!!」 タッタッタッタッ…… バルクホルン(認めない・・・。認めてなるものか・・・・・!) バルクホルン(アイツだって、本当は分かっている筈だ。知っている筈だ。こんな事はおかしいって……) バルクホルン(もしそれも分からないと言うのなら、殴ってでも目を醒まさせてやる) バルクホルン(私が、この手で・・・・・!) バルクホルン(必ず連れ戻す。もう、諦めたりしない・・・!) エーリカの制止の声を振り切り、バルクホルンは勢いよく部屋から飛び出して行った
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俺「ストライクウィッチーズだと・・・?」 137-158,935-948 前へ 目次へ戻る 次へ Episode2 『胎動』 翌日 新しい朝・・・ この日から本格的にストライクウィッチーズが始動する。 坂本「ほらほら頑張れ!残り2セットだ!」 リーネ「ハァ・・・ハァ・・・大丈夫・・・芳佳ちゃん?」 芳佳「ハァッ・・・ハァ・・・なんで・・・わたしまで・・・」 坂本「はっはっは!ついでだついで!」 芳佳「そ・・・そんな~・・・ハァハァ・・・」 軍医になった芳佳だったが朝は前と同様と一緒に走らされる羽目になってしまったようだ。 坂本「よし!そこまで!2人ともよく頑張ったな。汗を流してから飯としよう!」 芳佳 リーネ「はい!」 今朝の朝食は基地直属の食事班が作ってくれていた。 だがここはカールスラント。 この地の料理といえば・・・ ---食堂--- エーリカ「わーい!いもだー!」 ゲルト「こらハルトマン!あまり騒ぐんじゃない!カールスラント軍人たるものいかなるときでも・・・」 エーリカ「隙あり!」 ゲルト「あ!ちょ、お前!それは私の・・・」 ミーナ「少し声が大きいわよトゥルーデ。」 ゲルト「ミ・・・ミーナ・・・」 エーリカ「やーい、怒られてやんのー」 ミーナ「あなたもよ、フラウ。」 エーリカ「ちぇー。」 シャーリー「それにしても芋が多いな・・・ま、あたしは食べられればなんでもいいけど」アムッ モグモグ ペリーヌ「もしかしてこれからずっと毎日芋料理・・・なんてことはありませんわよね・・・?」 芳佳「あはは・・・それはちょっと・・・」 ルッキーニ「え?でもよしかも作ってくれるんでしょ?」 芳佳「あ、それもそうだね!」 エーリカ「わたしは毎日いもでもいいんだけどな~」 俺「それはちょっと勘弁っス・・・」 午後 それぞれが訓練のため外に出ていた。 俺一等兵はしばらくの間日中の哨戒に参加することに決まった。 もちろんそれは彼の実力をはかる目的だ。 ---基地内格納庫--- ミーナ「それじゃあ、俺一等兵。あなたの実力を測るためにまずは飛行テストからはじめます。」 俺「はいっス。」 今回の訓練にはシャーリーとルッキーニがいっしょだった。 ミーナ「まずはこの2人の後についていってください。途中、急な旋回行動をとる場合もありますから十分に注意してくださいね。」 俺「了解。」 ミーナ「それじゃあ2人ともお願いね。」 シャーリー ルッキーニ「りょーかい!」 3人が勢いよくエンジンをふかす。 ブロロロロロロロロと大きな発信音と共に3人が空中へと舞い上がった。 ---バルト海上空--- ミーナ「ザザッ・・・3人とも聞こえますか?」 インカムを通してミーナの声が聞こえる。 シャーリー「ああ、良好だよ隊長。」 ミーナ「それでは飛行テストを開始します。俺一等兵は先ほど言ったように2人についていってください。」 俺「了解です。」 ミーナ「それとシャーリーさん。」 シャーリー「なんだい?」 ミーナ「あまりスピードは出し過ぎないようにね。」 シャーリー「あはははは・・・了解・・・」 俺「?」 ルッキーニ「じゃあいくよ俺!」 俺「はいっス!」 3人は勢いよく飛び始めた。 時にひねりや旋回を入れたりして絵を描くかのように様々な機動で飛ぶ。 ミーナ「彼・・・なかなかやるわね・・・」 坂本「ああ・・・並みのウィッチでも難しい機動にも難なくついていってるな・・・」 シャーリー「おーい!大丈夫か俺?ついてきてるか?」 俺「はい、大丈夫っスよ。」 シャーリー「へー、やるじゃないか!(少しいじわるな旋回も入れたりしたんだけどな・・・できるなコイツ・・・)」 ルッキーニ「俺、すごーい!」 ミーナ「ザザッ・・・3人ともそこまで。」 ミーナ「一度帰投してください。」 シャーリー ルッキーニ 俺「了解。」 ---基地内格納庫--- シャーリー「ふぅ~・・・それにしてもお前、なかなかやるじゃないか!」 俺「いや~、イェーガー大尉ほどではないっスよ。」 シャーリー「ハッハッハ!謙遜するなって!あの旋回についてこれたんだ、大したもんだよ。」 ルッキーニ「あたしもびっくりしたー!だってシャーリーけっこうスピード出したのにについていってるんだもん!」 俺「あ~、それはこのストライカーのおかげかも知れないっスね。」 シャーリー「そうそう、飛んでるときに気になったんだけど、俺のそのストライカーって見たこと無いんだよな。」 俺「そりゃそうっス。これは俺専用に作ってもらったストライカーっスから。」 シャーリー「へ~、あたしらのストライカーとどっか違うのかい?」 俺「いえ、基本的な性能は一緒なはずです。ただこいつ・・・『オルフェウス』は装備者の気持ちの持ちようで性能が結構変わったりするそうっス。」 シャーリー「オルフェウスっていうのか、そいつ。で、気持ちの持ちようで変わるってのは・・・」 俺「なんでもこいつの性能は装備者の意識に呼応するように出来てるそうっス。詳しいことは俺も良くわかんないっスけど・・・」 俺「簡単に言えば俺が速く飛びたいって強く念じればスピードもそれに伴って早くなるし、急速旋回するときなんかはあらかじめ機動を決めて念じればそれと同じように飛べるっス。」 俺「まぁ速く飛んだり、複雑な機動で飛んでればその分魔力の減りも早いんスけどね。」 シャーリー「へぇ~。なんだか不思議なストライカーだな。今度中身見せてもらってもいいか?」 俺「はい、かまわないっスよ。」 ルッキーニ「うじゅ~、シャーリー・・・」 シャーリー「ああ、ごめんなルッキーニ。つい話し込んじゃったよ。」 ミーナ「3人ともお疲れ様。」 ミーナ「今回の分の俺さんのデータは十分に取れました。今日のテストはこれで終了とします。」 ミーナ「これから夕飯なので食堂に向かってください。あ、俺さんは少し話があるから残ってね。」 俺「了解っス。」 シャーリー「じゃーな、俺。またあとでな。」ツカツカ ルッキーニ「またねー!」タッタッタ 俺「はい、また。」 そう挨拶を交わして2人は去っていった。 ミーナ「それで俺さん。」 俺「なんでしょうか隊長。」 ミーナ「あなたのさっきの動きだけど・・・」 俺「あ~はいっス。さっきもあの2人に教えたんスけど・・・」 俺はミーナにもう一度ストライカーのことを話した。 ミーナ「・・・なるほどね。その意思に呼応するストライカーのおかげでさっきの機動も難なくこなせたと・・・」 俺「まあ、俺の実力も少しはあるでしょうけどね。」 ミーナ「フフフ、そうね。さあ皆が待ってるわ。食堂へ行きましょう。」 俺「はいっス!」 ---食堂--- 食堂ではすでに皆が集まっており団欒を交えながら食事を楽しんでいた。 芳佳「あ、俺さん!ミーナ隊長!」 芳佳「お2人の食事もちゃんと用意できてますよ。」 俺「ありがとうございますっス宮藤さん。」 ミーナ「ありがとうね、宮藤さん。」 見渡してみると朝見かけなかったエイラとサーニャもいた。 彼女達は夜間哨戒のために睡眠をとっていたのだ。 俺「隣、いいですかリトヴャク中尉?」 サーニャ「あ、はい・・・構いませんよ。」ニコッ 一瞬エイラがムッとした顔を見せたがサーニャと話すとすぐに機嫌を取り戻したようだ。 芳佳「えっと今回は俺さんには特別に・・・」 エイラ「あれは・・・」 ペリーヌ「もはや通過儀礼ですわねこれも・・・」 俺「? なんのことっスか?」 芳佳「納豆をご用意させていただきました!」 俺「おっ!納豆!ひさびさに食べるなぁ~」 芳佳「あれ?」 ペリーヌ「嫌ではありませんの?」 リーネ「すごいですね・・・」 俺「あれ?なんでっスか?」 芳佳「いえ、いつもは扶桑以外の方はこれをあまり食べてくれないんですけど・・・」 俺「ああ、そういえばまだリトヴャク中尉とユーティライネン中尉にしか言ってませんでしたね。」 芳佳「なにがですか?」 俺「俺はオラーシャと扶桑のハーフなんスよ。」 芳佳「はーぶ?」 リーネ「ハーフだよ・・・芳佳ちゃん・・・」 ペリーヌ「彼のご両親が扶桑とオラーシャの方、ということよ・・・」 芳佳「あー!そうだったんですか!よく考えたら『俺』って扶桑名ですもんね!」 俺「親父が扶桑人なんで朝にはよく納豆を食わされてました。初めは嫌だったんスけど、年を重ねるにつれてだんだんと・・・」 芳佳「あ~わかります!それ!わたしもそうでした!」 ゲルト「豆の話だけであれほど盛り上がれるとは・・・」 エーリカ「・・・隙ありっ!」 ゲルト「あ!ハルトマン!お前はまた私の食べ物を・・・」 ズルズルッっと威勢の良い音が聞こえる ペリーヌ「本当に食べますのね・・・」 エイラ「お前、よくそれ食えるナ・・・」 サーニャ「・・・・・」 俺「え?だって美味いっスよ?これ。」 俺「んでも、夜に食べる納豆ってのもまた一味・・・」ズルズル 坂本「はっはっは!なかなか威勢のいい食べっぷりじゃないか!」 芳佳「おかわりまだいっぱいありますから、遠慮なく言ってくださいね。」 俺「あ、じゃあおかわり。」 芳佳「って早っ!」 その後もこんな他愛も無い会話で夕食の時間が終わった。 翌日 ---基地内格納庫--- 俺は再び格納庫に来ていた。 ミーナ「今日は射撃訓練も兼ねてペイント弾を使っての戦闘訓練を行います。」 ミーナ「今回はハルトマン中尉とバルクホルン大尉に協力してもらいます。」 エーリカ「よろしくね~俺。」 ゲルト「お前の実力見せてもらうぞ。」 俺「よろしくお願いします。」 ミーナ「それじゃあ3人とも所定の位置へ向かってください。」 ゲルト エーリカ 俺「了解。」 ---バルト海海上--- ミーナ「ザザッ・・・3人とも聞こえますか?」 ゲルト「ああ、聞こえているぞ、ミーナ。」 ミーナ「それでは戦闘訓練を行います。戦闘を行うのは俺一等兵とハルトマン中尉。被弾判定はバルクホルン大尉にお願いします。」 ゲルト「了解だ。」 ミーナ「ペイント弾といっても当たればそれなりに痛いはずですから被弾しないようお互いベストを尽くしてください。」 エーリカ「いっとくけど手加減はしないよ!」 俺「はいっス!全力でお願いしますっス!」 ゲルト「ではいくぞ・・・始め!」 ゲルトの合図と同時に2人が急速に上昇した。 お互いに相手の後ろを取ろうと器用にストライカーを操作する。 と先に後ろをとったのはエーリカだった。 エーリカ「もらったぁ!」ダダダダダダダ!! 俺「舐めてもらっちゃ困るっス!」 エーリカ「!!」 俺が見せたのはかつて坂本の十八番であった・・・ エーリカ(左捻り込み・・・!!) 俺「もらったっス!」ダダダダダダ!! 今度は俺が後ろを取る。が・・・ エーリカ「まだまだ!シュトゥルム!」 エーリカの掛け声と同時に彼女の固有魔法によって、疾風の如く急速に離脱されてしまった。 俺「すげ・・・!これがウルトラエース・・・!!」 エーリカ「見とれてる場合かなっ!」ダダダダダダダダ!! 上方から迫るエーリカ。 俺「あぶねっ!」ヒョイ しかし、俺は迫るペイント弾を異常ともいえるブレイクで難なくかわす。 エーリカ「嘘・・・」 すれ違い、今度はヘッドオンの状態に。 ダダダダダダダダダ!! とお互いにロールを加え、回避しつつペイント弾を放つ。 だが・・・ ベチャ と鈍い音。 俺「うぇ!?」 ゲルト「しょ・・・勝負有り!ハルトマン中尉の勝ち!」 見ると、俺の顔面にペイント弾がしっかりと付着していた。 俺「だー!やっぱ無理かぁ・・・」 エーリカ「うん・・・でも、あたしもう弾切れなんだよね・・・」 ゲルト「なに!?・・・まさか、あのハルトマンをここまで追い込むとは・・・」 エーリカ「びっくりしたよ。いきなり変な機動で動くんだもん。」 俺「あ~、それはこいつのおかげっスね。」 コツコツとストライカーを叩く俺。 俺「こいつはなんでも俺の思い描いた機動をダイレクトに反映してくれるみたいで、これまでもずっとその機能に助けられてきたんス。」 俺「ただ、この機能使うと魔力の消費が著しく早くなるんで、あまり機能を使いながら長時間航行し続けたりするのは無理なんスけど・・・」 ゲルト「そうか・・・ただお前が使えると証明するには十分すぎる結果だな。なにせあのハルトマンをここまで追い込んだんだ。」 エーリカ「なんか勝ったのに負けた気分・・・」 俺「ははは・・・」 ミーナ「ザザッ・・・訓練は終わったようね。3人ともそろそろ帰投してもらえるかしら?」 ゲルト「ああ、今から帰投する。」 ゲルト「2人とも聞こえたな。そろそろ戻るぞ。」 エーリカ 俺「了解!」 ---基地内格納庫--- ミーナ「3人ともお疲れ様。俺さん、あなたには驚かされっぱなしだわ・・・」 俺「あはは・・・恐縮っス・・・」 ゲルト「同感だ、なにせあのハルトマ・・・」 エーリカ「わーわーわー!もう、何回同じこと言うんだよぉトゥルーデ!」 ゲルト「しかしあの結果は誰も予期していなかったからな・・・」 ミーナ「そうね、今回の結果であなたの力が全員に認められるはずだわ。」 エーリカ「ミーナまで・・・よし決めた!勝ったけど、明日もっかいリベンジするからね!」 俺「ええ~・・・」 エーリカ「するったらするんだからね!いい!?」 俺「は・・・はいっス・・・」 ミーナ「あらあらフラウがこんなに本気になるなんて珍しいわね。」 ミーナ「でも今日はもう終わり。さぁ、この後は夕食よ。3人ともシャワーを浴びてから食堂に行ってね。」 次の日、俺はエーリカによってペイント弾まみれにされたのだった。 続き→ペルソナ3 -ページ先頭へ
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Episode2 『胎動』 翌日 新しい朝・・・ この日から本格的にストライクウィッチーズが始動する。 坂本「ほらほら頑張れ!残り2セットだ!」 リーネ「ハァ・・・ハァ・・・大丈夫・・・芳佳ちゃん?」 芳佳「ハァッ・・・ハァ・・・なんで・・・わたしまで・・・」 坂本「はっはっは!ついでだついで!」 芳佳「そ・・・そんな~・・・ハァハァ・・・」 軍医になった芳佳だったが朝は前と同様と一緒に走らされる羽目になってしまったようだ。 坂本「よし!そこまで!2人ともよく頑張ったな。汗を流してから飯としよう!」 芳佳 リーネ「はい!」 今朝の朝食は基地直属の食事班が作ってくれていた。 だがここはカールスラント。 この地の料理といえば・・・ ---食堂--- エーリカ「わーい!いもだー!」 ゲルト「こらハルトマン!あまり騒ぐんじゃない!カールスラント軍人たるものいかなるときでも・・・」 エーリカ「隙あり!」 ゲルト「あ!ちょ、お前!それは私の・・・」 ミーナ「少し声が大きいわよトゥルーデ。」 ゲルト「ミ・・・ミーナ・・・」 エーリカ「やーい、怒られてやんのー」 ミーナ「あなたもよ、フラウ。」 エーリカ「ちぇー。」 シャーリー「それにしても芋が多いな・・・ま、あたしは食べられればなんでもいいけど」アムッ モグモグ ペリーヌ「もしかしてこれからずっと毎日芋料理・・・なんてことはありませんわよね・・・?」 芳佳「あはは・・・それはちょっと・・・」 ルッキーニ「え?でもよしかも作ってくれるんでしょ?」 芳佳「あ、それもそうだね!」 エーリカ「わたしは毎日いもでもいいんだけどな~」 俺「それはちょっと勘弁っス・・・」 午後 それぞれが訓練のため外に出ていた。 俺一等兵はしばらくの間日中の哨戒に参加することに決まった。 もちろんそれは彼の実力をはかる目的だ。 ---基地内格納庫--- ミーナ「それじゃあ、俺一等兵。あなたの実力を測るためにまずは飛行テストからはじめます。」 俺「はいっス。」 今回の訓練にはシャーリーとルッキーニがいっしょだった。 ミーナ「まずはこの2人の後についていってください。途中、急な旋回行動をとる場合もありますから十分に注意してくださいね。」 俺「了解。」 ミーナ「それじゃあ2人ともお願いね。」 シャーリー ルッキーニ「りょーかい!」 3人が勢いよくエンジンをふかす。 ブロロロロロロロロと大きな発信音と共に3人が空中へと舞い上がった。 ---バルト海上空--- ミーナ「ザザッ・・・3人とも聞こえますか?」 インカムを通してミーナの声が聞こえる。 シャーリー「ああ、良好だよ隊長。」 ミーナ「それでは飛行テストを開始します。俺一等兵は先ほど言ったように2人についていってください。」 俺「了解です。」 ミーナ「それとシャーリーさん。」 シャーリー「なんだい?」 ミーナ「あまりスピードは出し過ぎないようにね。」 シャーリー「あはははは・・・了解・・・」 俺「?」 ルッキーニ「じゃあいくよ俺!」 俺「はいっス!」 3人は勢いよく飛び始めた。 時にひねりや旋回を入れたりして絵を描くかのように様々な機動で飛ぶ。 ミーナ「彼・・・なかなかやるわね・・・」 坂本「ああ・・・並みのウィッチでも難しい機動にも難なくついていってるな・・・」 シャーリー「おーい!大丈夫か俺?ついてきてるか?」 俺「はい、大丈夫っスよ。」 シャーリー「へー、やるじゃないか!(少しいじわるな旋回も入れたりしたんだけどな・・・できるなコイツ・・・)」 ルッキーニ「俺、すごーい!」 ミーナ「ザザッ・・・3人ともそこまで。」 ミーナ「一度帰投してください。」 シャーリー ルッキーニ 俺「了解。」 ---基地内格納庫--- シャーリー「ふぅ~・・・それにしてもお前、なかなかやるじゃないか!」 俺「いや~、イェーガー大尉ほどではないっスよ。」 シャーリー「ハッハッハ!謙遜するなって!あの旋回についてこれたんだ、大したもんだよ。」 ルッキーニ「あたしもびっくりしたー!だってシャーリーけっこうスピード出したのにについていってるんだもん!」 俺「あ~、それはこのストライカーのおかげかも知れないっスね。」 シャーリー「そうそう、飛んでるときに気になったんだけど、俺のそのストライカーって見たこと無いんだよな。」 俺「そりゃそうっス。これは俺専用に作ってもらったストライカーっスから。」 シャーリー「へ~、あたしらのストライカーとどっか違うのかい?」 俺「いえ、基本的な性能は一緒なはずです。ただこいつ・・・『オルフェウス』は装備者の気持ちの持ちようで性能が結構変わったりするそうっス。」 シャーリー「オルフェウスっていうのか、そいつ。で、気持ちの持ちようで変わるってのは・・・」 俺「なんでもこいつの性能は装備者の意識に呼応するように出来てるそうっス。詳しいことは俺も良くわかんないっスけど・・・」 俺「簡単に言えば俺が速く飛びたいって強く念じればスピードもそれに伴って早くなるし、急速旋回するときなんかはあらかじめ機動を決めて念じればそれと同じように飛べるっス。」 俺「まぁ速く飛んだり、複雑な機動で飛んでればその分魔力の減りも早いんスけどね。」 シャーリー「へぇ~。なんだか不思議なストライカーだな。今度中身見せてもらってもいいか?」 俺「はい、かまわないっスよ。」 ルッキーニ「うじゅ~、シャーリー・・・」 シャーリー「ああ、ごめんなルッキーニ。つい話し込んじゃったよ。」 ミーナ「3人ともお疲れ様。」 ミーナ「今回の分の俺さんのデータは十分に取れました。今日のテストはこれで終了とします。」 ミーナ「これから夕飯なので食堂に向かってください。あ、俺さんは少し話があるから残ってね。」 俺「了解っス。」 シャーリー「じゃーな、俺。またあとでな。」ツカツカ ルッキーニ「またねー!」タッタッタ 俺「はい、また。」 そう挨拶を交わして2人は去っていった。 ミーナ「それで俺さん。」 俺「なんでしょうか隊長。」 ミーナ「あなたのさっきの動きだけど・・・」 俺「あ~はいっス。さっきもあの2人に教えたんスけど・・・」 俺はミーナにもう一度ストライカーのことを話した。 ミーナ「・・・なるほどね。その意思に呼応するストライカーのおかげでさっきの機動も難なくこなせたと・・・」 俺「まあ、俺の実力も少しはあるでしょうけどね。」 ミーナ「フフフ、そうね。さあ皆が待ってるわ。食堂へ行きましょう。」 俺「はいっス!」 ---食堂--- 食堂ではすでに皆が集まっており団欒を交えながら食事を楽しんでいた。 芳佳「あ、俺さん!ミーナ隊長!」 芳佳「お2人の食事もちゃんと用意できてますよ。」 俺「ありがとうございますっス宮藤さん。」 ミーナ「ありがとうね、宮藤さん。」 見渡してみると朝見かけなかったエイラとサーニャもいた。 彼女達は夜間哨戒のために睡眠をとっていたのだ。 俺「隣、いいですかリトヴャク中尉?」 サーニャ「あ、はい・・・構いませんよ。」ニコッ 一瞬エイラがムッとした顔を見せたがサーニャと話すとすぐに機嫌を取り戻したようだ。 芳佳「えっと今回は俺さんには特別に・・・」 エイラ「あれは・・・」 ペリーヌ「もはや通過儀礼ですわねこれも・・・」 俺「? なんのことっスか?」 芳佳「納豆をご用意させていただきました!」 俺「おっ!納豆!ひさびさに食べるなぁ~」 芳佳「あれ?」 ペリーヌ「嫌ではありませんの?」 リーネ「すごいですね・・・」 俺「あれ?なんでっスか?」 芳佳「いえ、いつもは扶桑以外の方はこれをあまり食べてくれないんですけど・・・」 俺「ああ、そういえばまだリトヴャク中尉とユーティライネン中尉にしか言ってませんでしたね。」 芳佳「なにがですか?」 俺「俺はオラーシャと扶桑のハーフなんスよ。」 芳佳「はーぶ?」 リーネ「ハーフだよ・・・芳佳ちゃん・・・」 ペリーヌ「彼のご両親が扶桑とオラーシャの方、ということよ・・・」 芳佳「あー!そうだったんですか!よく考えたら『俺』って扶桑名ですもんね!」 俺「親父が扶桑人なんで朝にはよく納豆を食わされてました。初めは嫌だったんスけど、年を重ねるにつれてだんだんと・・・」 芳佳「あ~わかります!それ!わたしもそうでした!」 ゲルト「豆の話だけであれほど盛り上がれるとは・・・」 エーリカ「・・・隙ありっ!」 ゲルト「あ!ハルトマン!お前はまた私の食べ物を・・・」 ズルズルッっと威勢の良い音が聞こえる ペリーヌ「本当に食べますのね・・・」 エイラ「お前、よくそれ食えるナ・・・」 サーニャ「・・・・・」 俺「え?だって美味いっスよ?これ。」 俺「んでも、夜に食べる納豆ってのもまた一味・・・」ズルズル 坂本「はっはっは!なかなか威勢のいい食べっぷりじゃないか!」 芳佳「おかわりまだいっぱいありますから、遠慮なく言ってくださいね。」 俺「あ、じゃあおかわり。」 芳佳「って早っ!」 その後もこんな他愛も無い会話で夕食の時間が終わった。 翌日 ---基地内格納庫--- 俺は再び格納庫に来ていた。 ミーナ「今日は射撃訓練も兼ねてペイント弾を使っての戦闘訓練を行います。」 ミーナ「今回はハルトマン中尉とバルクホルン大尉に協力してもらいます。」 エーリカ「よろしくね~俺。」 ゲルト「お前の実力見せてもらうぞ。」 俺「よろしくお願いします。」 ミーナ「それじゃあ3人とも所定の位置へ向かってください。」 ゲルト エーリカ 俺「了解。」 ---バルト海海上--- ミーナ「ザザッ・・・3人とも聞こえますか?」 ゲルト「ああ、聞こえているぞ、ミーナ。」 ミーナ「それでは戦闘訓練を行います。戦闘を行うのは俺一等兵とハルトマン中尉。被弾判定はバルクホルン大尉にお願いします。」 ゲルト「了解だ。」 ミーナ「ペイント弾といっても当たればそれなりに痛いはずですから被弾しないようお互いベストを尽くしてください。」 エーリカ「いっとくけど手加減はしないよ!」 俺「はいっス!全力でお願いしますっス!」 ゲルト「ではいくぞ・・・始め!」 ゲルトの合図と同時に2人が急速に上昇した。 お互いに相手の後ろを取ろうと器用にストライカーを操作する。 と先に後ろをとったのはエーリカだった。 エーリカ「もらったぁ!」ダダダダダダダ!! 俺「舐めてもらっちゃ困るっス!」 エーリカ「!!」 俺が見せたのはかつて坂本の十八番であった・・・ エーリカ(左捻り込み・・・!!) 俺「もらったっス!」ダダダダダダ!! 今度は俺が後ろを取る。が・・・ エーリカ「まだまだ!シュトゥルム!」 エーリカの掛け声と同時に彼女の固有魔法によって、疾風の如く急速に離脱されてしまった。 俺「すげ・・・!これがウルトラエース・・・!!」 エーリカ「見とれてる場合かなっ!」ダダダダダダダダ!! 上方から迫るエーリカ。 俺「あぶねっ!」ヒョイ しかし、俺は迫るペイント弾を異常ともいえるブレイクで難なくかわす。 エーリカ「嘘・・・」 すれ違い、今度はヘッドオンの状態に。 ダダダダダダダダダ!! とお互いにロールを加え、回避しつつペイント弾を放つ。 だが・・・ ベチャ と鈍い音。 俺「うぇ!?」 ゲルト「しょ・・・勝負有り!ハルトマン中尉の勝ち!」 見ると、俺の顔面にペイント弾がしっかりと付着していた。 俺「だー!やっぱ無理かぁ・・・」 エーリカ「うん・・・でも、あたしもう弾切れなんだよね・・・」 ゲルト「なに!?・・・まさか、あのハルトマンをここまで追い込むとは・・・」 エーリカ「びっくりしたよ。いきなり変な機動で動くんだもん。」 俺「あ~、それはこいつのおかげっスね。」 コツコツとストライカーを叩く俺。 俺「こいつはなんでも俺の思い描いた機動をダイレクトに反映してくれるみたいで、これまでもずっとその機能に助けられてきたんス。」 俺「ただ、この機能使うと魔力の消費が著しく早くなるんで、あまり機能を使いながら長時間航行し続けたりするのは無理なんスけど・・・」 ゲルト「そうか・・・ただお前が使えると証明するには十分すぎる結果だな。なにせあのハルトマンをここまで追い込んだんだ。」 エーリカ「なんか勝ったのに負けた気分・・・」 俺「ははは・・・」 ミーナ「ザザッ・・・訓練は終わったようね。3人ともそろそろ帰投してもらえるかしら?」 ゲルト「ああ、今から帰投する。」 ゲルト「2人とも聞こえたな。そろそろ戻るぞ。」 エーリカ 俺「了解!」 ---基地内格納庫--- ミーナ「3人ともお疲れ様。俺さん、あなたには驚かされっぱなしだわ・・・」 俺「あはは・・・恐縮っス・・・」 ゲルト「同感だ、なにせあのハルトマ・・・」 エーリカ「わーわーわー!もう、何回同じこと言うんだよぉトゥルーデ!」 ゲルト「しかしあの結果は誰も予期していなかったからな・・・」 ミーナ「そうね、今回の結果であなたの力が全員に認められるはずだわ。」 エーリカ「ミーナまで・・・よし決めた!勝ったけど、明日もっかいリベンジするからね!」 俺「ええ~・・・」 エーリカ「するったらするんだからね!いい!?」 俺「は・・・はいっス・・・」 ミーナ「あらあらフラウがこんなに本気になるなんて珍しいわね。」 ミーナ「でも今日はもう終わり。さぁ、この後は夕食よ。3人ともシャワーを浴びてから食堂に行ってね。」 次の日、俺はエーリカによってペイント弾まみれにされたのだった。 続き→ペルソナ3
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リフ「おいおいなにしてんだよ」 ロボ子「すまん・・・」 ゲルト「あいつおれのコアを吸収していたから私たちの固有魔法が使えるのか」 男「そうみたいだな」 喉「なんだよそれ・・・勝てねぇだろ・・・」 ナイト「なんとかなるさ。ぼさっとしてると切り刻まれるぞ?」 喉「え?」 オレ「烈風斬の乱れ撃ちかよッ!クソッ!」ヒュンヒュン ペリーヌ「次はトネールですわ!」 ゴロゴロゴロゴロ・・・ マルセイユ「くそ!ビームも撃ってくるぞ!」 ドドドドドドドドドドドドド 芳佳「みなさん私の後ろへ!」ババッ ドンドンドンドン ナイト「何かやばいのが来る!全員高度を下げろッ!」 ブゥーーーーーーーーーーーン ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン ミーナ「みんな大丈夫!?」 ゲルト「大丈夫だ」 幽霊ウィッチ「ハハハ!まだ死んでねぇよな!」 幽霊ウィッチ「まだまだこんなもんじゃないぜ」 エイラ「アイツ!」 『烈・風・斬・ッ!』 ドゴオオオオオオオオオオオオオオ 幽霊ウィッチ「ああ?」 坂本「くっ・・・やはり効かんか・・・」 坂本「うっ・・・はぁはぁ・・・」 ミーナ「美緒!」ダキッ メガネ「烈風斬もシールドで防がれるなんて」 オレ「直接爆破させる!」 男の娘「あの攻撃の中どうやって近づくんですか?」 青「やつの動きを止めないことには何もできないぜ?」 全員「それだ!」 ルッキ「喉!」 喉「よ、よし!やってやる!」 喉「あのデカ物を止めてみる!」 喉「だが長くはもたないだろう」 喉「ちゃんと仕留めてくれよ?」 リフ「任せとけ!」 サンダー「喉がやつの動きを止めたら全員一斉射撃だ!いいな!」 全員『了解!』 喉「いくぜ!」 喉『フェルマータッ!!』 ピタッ 幽霊ウィッチ「うっ!?」 サンダー「今だ!撃て!」 ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ バシュバシュバシュバシュ ズドドドドドドドドドドドドドド バララララララララララララララララララララララララ ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ 幽霊ウィッチ「ぐっ」パリィンパリィン 喉「やば・・・もうだめ」 幽霊ウィッチ「!」ババッ ドンドンドン リフ「おい喉!」ダダダダ 喉「すまん・・・はぁはぁ」 幽霊ウィッチ「くそ・・・雑魚共がッ!」ハァハァ 幽霊ウィッチ「だが今の技、覚えたぞ!」 ナイト「まずいぞ」 幽霊ウィッチ『フェルマータ!』 ピタッ サンダー「ぐっ」 エイラ「オ、オイ、どうすんダヨ?」 坂本「今攻撃でもされたら間違いなく全滅だな・・・」 オレ「しょ、少佐・・・」 幽霊ウィッチ「ハハハハ、これで最後だ。終わりにしてやる」ピカッ 男の娘「すごく・・・嫌な予感がしますね・・・」 マルセイユ「まったくだ・・・」 三角「悪い知らせがあるんだが聞きたいか?」 不死身「聞きたくないです・・・」 三角「だろうな。だが一応いっておく」 三角「あれ、幻影波動だ」 ピカアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ 幽霊ウィッチ「じゃあなウィッチ共」 ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン ___________________ ___________ ______ -異世界- ドドドドドドド ビビビビビ ズダダダダダダダダダダダ アイス「なかなかやるな」ヒュンヒュン 槍「おっと」サッ 幽霊ウィッチ「おらおらどうした?」ビビビビ ダァン ガチャ ダァン ガチャ 幽霊ウィッチ「ッ!なんだ?」 ヘイへ「待たせたな」チャキ アイス「ヘイヘ!」 兄「俺もいるぜ?」 槍「兄さん!」 幽霊ウィッチ「仲間がいたのか?」 ムキムキ「ああ。お前と違ってたくさんいるんだ。俺たちには」 トビウオ「俺抜きではじめんなよな」 デコイ「すまない。少してこずった」 異世界「誰も死んじゃいねーな?」 ナックル「その心配はないみたいだな」 アイス「みんな!」 幽霊ウィッチ「なんだ?わらわらと」 ネウ俺「みんな聞け!アレを、いや、アイツを倒せばこの戦いは終わる!」 トビウオ「オーケー!ぶっ飛ばしてやるぜ!」 ムキムキ「では世界を取り戻すとしよう」 デコイ「いつでもいける」 ヘイへ「こっちもだ」 兄「いくぜてめぇら!」 幽霊ウィッチ「なんだ?死にたがりが多いのか?」 幽霊ウィッチ「お望み通り全員地獄に送ってやるよ」 ドゴドゴドゴドゴ ズダズダズダズダ ビビビビビビビビビ ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ダダダダダダダダダダダ ドゴォン ドゴォン ドォゴン ムキムキ「ハッハー!」バギィ ドゴォ ダダダダダダダダ ドドドドドドドドドド バババババババババババババ ネウ俺「烈風斬ッ!」 ズババババババババババババババババ 槍「ヒンメル・ランツェ!」 ドガドガドガドガドガドガドガ ネウ子X『波動砲』 ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ ナックル「ディバイン!」 ナックル「バスタァァァァァアアアア!」 バゴォオオオオオオオオオオオオオオオン 幽霊ウィッチ「ぐっ・・・はぁ・・・」 アイス&異世界「「でやぁああああああああ!」」 シャキン!ザシュッ! 幽霊ウィッチ「こ・・・のッ・・・」 ヘイヘ「これで終わりだ」カチ ダァァァァァアアアン・・・・・ 幽霊ウィッチ「!」 ドンッ! 兄「やったか!?」 幽霊ウィッチ「ハハ・・・まだだよ・・・」 デコイ「くそ!」 幽霊ウィッチ「だが俺の負けだ・・・」 幽霊ウィッチ「そうとうダメージを負ったからな」 幽霊ウィッチ「でもな・・・」 幽霊ウィッチ「ただじゃ終わらんさ」 幽霊ウィッチ「自爆してやる!お前ら全員道連れにするだけの威力はあるぜ」 トビウオ「なっ!」 幽霊ウィッチ「仕留め切れなかった事を後悔しな!」 幽霊ウィッチ「ハハハ・・・ハハハハ・・・ハハハハハハハハハッ!」 幽霊ウィッチ「ハハハハハハハハハハハハハッ!」 ムキムキ「全員避難だッ!全力でここから離れろおおおおお!」 『破ッ!!』 ドグシャッ・・・ 幽霊ウィッチ「ハ、ハハ・・・ハハ・・・?」 アギト「すまない。お前にはもう従わないことにした」 幽霊ウィッチ「ぐはっ・・・お・・・まえ・・・」 アギト「ふんッ!」グッ パリィィィイイン ――幽霊ウィッチは砕け散った。アギトの一撃によって。 ネウ俺「やったぞ・・・」 ネウ俺「今度こそ本当に・・・」 アイス「ああ!やったんだ!終わったんだよ!」 アイス「俺たちやったんだよ!」 アイス「この世界を取り戻したんだああああああああああああ!」 ――あちこちでネウロイが消えていく。 歓喜の声が聴こえる。 この日、この世界は救われた。11人の男達・・・ いや、11人のストライクウィッチーズによって! ムキムキ「戦争は終わった。帰還しよう」 デコイ「コナーのやつ喜ぶな!」 ヘイヘ「そうだな」 ナックル「お前もこいよ」 アギト「しかし・・・」 アイス「大丈夫だ。みんな歓迎してくれる」 トビウオ「あれ?そういやリフたちは?」 異世界「ああ・・・そのことで話がある・・・」 異世界「帰ったら説明しよう・・・」 俺団Ⅲ32へ続く
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前へ 早朝 上空2000m付近 飛行杯がふよふよとマルセイユの周りを飛ぶ。 中心にいるマルセイユは静止したまま動かず、銃口を向けたまま固まっている。 マルセイユ「…………」 たらりと汗が顎に伝う。そのまま拭いもせずにインカムに吼えた。 マルセイユ「……まだか!」 ≪中尉!掴まれ!≫ 朝の空気を引き裂いて一機の戦闘機が駆けてくる。 そのまま飛行杯の纏まりに突っ込む。慌ててマルセイユが右翼を掴むとさらに速度を増し、上空へと抜けた。 ≪遅いぞ、馬鹿!何してたんだ!?≫ ≪すまん!哨戒先で手こずった!≫ そのまま上空へエネルギー保持の為に上昇。飛行杯が追撃してくるのを横目で見ながら体勢を整える。 風防を開け、操縦席の後ろからマガジンを探り出してマルセイユに放った。 ≪ふいー……大丈夫だったか?≫ ≪問題ない…まったく、すぐ行くとか言って待たせるとはな…≫ ≪ハハーン、中尉なら平気だろ!?≫ ≪ふふん、否定はしないっ!≫ タイガーバウムが下に潜り、ロールからの迎撃に入る。上方の目標を失い、そのまま突っ込んで来た飛行杯をマルセイユが撃ち抜く。 そのまま飛行杯を引き付け、横に辷りながら降下。その真横を下から交差するようにタイガーバウムが突き抜け、後方の飛行杯の2機を数発で撃ち落とす。 ≪やっぱりその魔法便利だな≫ ≪こっちは底抜けのバケツで滝を受け止めてるようなモンだ!っふ、と、そっちだ!≫ ≪知ってる≫ ≪ハッハ、痺れるねぇ!≫ ≪そっちこそ……3機目!≫ ≪これで最後かァ?中尉!≫ ≪来い!!≫ 側面から迫りくるタイガーバウムとその後ろの飛行杯に狙いを定め、そのまま静止する。 にやりと俺が笑い、ほんの少し機体を傾けそのままマルセイユの真横を突き抜ける。 そのすれ違いざま、丁度傾いた分だけのスキマに銃弾を叩き込む。 銃弾は寸分の狂いもなく、吸い込まれるように飛行杯へと突き刺さった。 ≪まったく、なんてものくっ付けて来るんだ≫ 昇る朝日に砕けたネウロイの欠片がてらてらと輝く。 風圧で凪いだ髪を片手で押えながら、マルセイユはこちらに振り返った。 ≪ハッハ、背中は中尉に任せてるからな≫ 俺がからからと笑いながらマルセイユの隣にタイガーバウムを寄せる。 ≪ほら開けろ。指令部と繋ぐから≫ ≪へいへい、女神さまの仰る通りに…っと≫ ゴンゴンと少しばかり乱暴なノックに答え、風防を開けてやる。 熱気の籠った操縦席に、上空の冷えた空気が心地好い。 俺「っぷはぁ!やっぱ風を感じてえな!」 マルセイユ「ふふん、お前もストライク―を履けばいいんだ」 俺「なーに、コイツで充分さ」 マルセイユがさっと操縦席の左縁に腰かけ、計器盤に手を突っ込み通信スイッチをONにする。 そんな彼女を横目に、俺はゴーグルを上げて後部の酒瓶達を漁りだす。 マルセイユ「指令部?…ああ、うん。全部落とした…うん、分かった。了解」 がちゃがちゃと酒瓶を避ける音に混じって通信兵の安心したような溜息が聞こえる。 その応答にマルセイユは大げさだ、と少し照れながら笑って通信を切る。 俺「お!あったあった!見ろ、中尉!」 マルセイユがスイッチを切ると、タイミング良く横から俺がちょうど(俺の)掌サイズの籠を見せてきた。 茶色の綺麗に編まれた籠。使い込まれた感じのくすんだ金具。どう見てもバスケットだが、こんなに自信満々に見せられても困る。 間違えるはずはないけれど、マルセイユは少しだけ戸惑いがちに答えた。 マルセイユ「…バスケット?」 俺「半分正解だな。ほれ」 マルセイユ「サンドウィッチ……!」 眼を輝かせる彼女のお腹が小さく鳴いた。 しまったと、慌ててお腹を押さえるが頬の朱を隠し忘れている辺り年相応だなあと俺は思う。 俺「ハハ、そうだと思ったぜ。朝飯食ってなかったろ?つなぎだ」 マルセイユ「あ、ずるいぞ俺…うまいな」 俺「ブリタニアはローストビーフだけはうまいからなァ」 すでに食べていた俺にならって一つ掴んで食べる。 少しだけ焼いたパンにバター、ローストビーフ、チーズに戻し野菜。 パンにはローストビーフの焼き汁と戻し野菜の汁が染み、厚切り具合がちょうどいいし、 肉と野菜の間にかりかりとした砕けた胡椒の香ばしさが混ざっておいしかった。 マルセイユ「本当に料理出来たんだな」 俺「ハッハ、ガキのころから厨房にいたからな!ほら、もっと食え」 そう言って一緒に取りだした酒を飲む。雲も無く、風も明朗。世界の彼方まで見える位、大気は緩やかに巡っていた。 きょとんとマルセイユがチーズを伸ばしたまま固まったのでその食べかけを一口で食べ、また酒瓶を傾ける。 俺「さすが俺だな、今日もうまい」 マルセイユ「良いのか?」 俺「成長期はしっかり食わねえとな。俺は作ってる時に味見したからいいんだ」 マルセイユ「ふーん、食べちゃうからな」 俺「おうおう、食っちまいな。ふぁーー…ここは気持ちいいなァ」 くああと、もふもふと虎の毛が生えた姿であくびをする。 そう言えばこいつはいつ寝ているんだろうか。寝ている姿なんてほとんどみた事がない。 それに寝ていてもほとんど体が上下しないのも驚いた。 眠たげな俺を背にサンドウィッチを食べていると、空の向こうに綺麗な三角形が現れた。 マルセイユ「空は何もないからな……ほら、見えるか?あれがピラミッドだ」 俺「あんなにでかいのか…」 マルセイユ「ああ、王が無事天まで昇れるように…と造ったらしい」 俺「へぇ…そこまで願われて、慕われる奴はやっぱ凄かったんだろうなァ」 マルセイユ「古代エジプトでは王は絶対的な存在だったからな…当然だろ」 しばらく黙って見ていた俺が唐突に目を輝かせた。にっと口元に笑みを浮かべ、 俺「だが、空ではそれすら見下ろせる」 何とも図々しいと思う。 だが少しも敬意を払わないばかりか見下す俺は、なんだか型にはまっていた。 高く、遠い。そう思って、マルセイユは小さく笑った。 マルセイユ「…ここは、王ですら行きつけなかった最上の地」 遠く彼方のピラミッドを、その先を見ながら、俺がマルセイユの方を見る。 目が合うとにっと笑い返された。その顔を見て笑い、操縦席の縁に肘をかけた。 マルセイユ「やっぱり、私はここが好きだ」 俺「…ああ、俺もだ」 改めて景色に目を移す。縁に腰かけた彼女も顔をあげ、朝日に揺れる彼方を眺める。 上空5,000m。まるで頂点に立った様な錯覚を覚える高度。 インカム越しに聞かれぬ様に溜息を吐き、微かに震える彼女の手をそっと握った。 基地 俺「超・完・成!!俺特製パスタァァアアアア!!!」 稲垣「ミートボールスパゲッティですね!」 ペットゲン「え、ミートボール入れるの?」 俺「ミートボール大好きだからな!昔、軍のコックが作ってくれたのがうまくてなー」 パットン「うむ、また腕を上げたんじゃないか?俺」 朝食はミートボールスパゲッティだった。 散々作ると言っておいて、ようやく作った将軍達との約束の品。 加東「あら、将軍は召しあがった事が?」 パットン「コイツを基地に呼んだ時に作らせたのさ。有名だったからな…虎のパスタ」 モンティ「不味い飯じゃ士気も下がる。さすがロマーニャだな」 ロンメル「ブリタニア人が何を言っているか」 俺「やっぱりうまい飯が食いたいからな。さすが俺、今日もうまい!」 俺が豪気に笑って器用にフォークを操る。 本当に幸せそうに食べる。将軍たちもちくちく悪口を言い合いながらも食べていた。 パットン「実はこれが不味かったら軍法会議だったんだがな」 稲垣(食べ物に運命を左右されるって……) 口元のミートソースをぬぐい、パットンがぼそりと呟く。 なんだかその先まで見通せたようで、稲垣は小さく震えた。 マルセイユ「俺、おかわりだ」 俺「あいよ!…お、ソース付いてるぞ」 マルセイユ「どこだ?」 俺「あー!それ洗うの俺なんだから!ほら、口の端っこ!」 そう言うと俺がマルセイユの口元をぬぐい、そのまま指を口に運ぶ。 その様がどうにも自然で将兵達は反応に遅れ、怨恨の視線を俺へと送る。 マルセイユ「ん……ん?お前が洗ってるのか?」 俺「あん?当然だろ、雑用だからな。それよりも今日のソースうまいな!」 マルセイユ「ん?ああ、そうだな」 俺「おう。今度はたくさんあるからがっつり食えよ!」 ペットゲン(何だろう…何かを見過ごした気がする) じっと見ていたロンメルが不意に口を開いた。 ロンメル「さすがあの少将の子飼いだな。馬鹿さ加減がそっくりだ」 そう言って溜息を吐く。 少将と重ねているのか、その目はどこか遠くを見ているが。 俺「大胆と言ってくれ!」 加東「無茶と無謀とバカは大胆とは言わないの」 胸を張った俺に拳が飛ぶ。 加東の淡々とした物言いに、俺が良い事を思いついたとばかりに口元を歪める。 俺「アウチ…ったく、こんなだから貰い手が……おっと滑走路に行かなきゃなー!!」 加東「っの、俺ぇ!逃げるな!!」 稲垣「ケイさん!それしまって下さい!」ヤメテェ! マルセイユ「ケイ、もうちょっと左だ…そこ!」 タァン! <うおおおおっ!?ちゅ、中尉!カトー!やめ…ふおおおおおお!!? ゴロゴロ ペットゲン「後2分…あ、本日261人目」 <ちょっとこれ貸せ!な? <てめぇ虎野郎、貸せとか言って取るんじゃねええ!! バキィッ! はうっ その辺にいた兵を殴り倒し、ケッテンクラートを奪って滑走路へと走って行く。 苛立たしげにそれを見送った加東は、雑嚢に銃をしまった。 加東「…ネウロイはまだ観測されてないから、少しゆっくりしてていいからね」 マルセイユ「哨戒の連絡待ちか?」 加東「マルセイユはこの後哨戒ね。他のみんなも、いつでも出撃出来るようにはしておいて頂戴?」 マルセイユ「うえー…また私一人か?」 加東「あなたが一番目いいんだから我慢なさい。俺も付けるわよ?」 マルセイユ「午前は機体の点検だ」ムス 稲垣「あの、射場は空いてますか?」 加東「空いてるわ。手は…出されないか。無理しないようにね」 ペットゲン「マーミ!一緒にやろう?」 稲垣「いいのライーサ!?」パア ライーサ「もちろん!」 二人が食器を片付け、ぱたぱたと兵士達の間を抜けながら射場に向かう。 その様子を見る兵士達も、ほわほわと笑みをこぼしながら、さりげなく道を開けたり、おやつをあげたりしているのが見える。 こうして見てみると随分ここも変わった様な気がする。 俺が来てからと言うもの毎日鍛錬と喧嘩。慕うべき目標と言うか、マルセイユだけでは補い切れなかった部分まで、奴は一瞬で塗り替えてしまった。 戦う毎に先陣を切り、無茶を通して行く。ふざけて兵たちと遊び、アフリカを見渡していた虎を思い出しながら、長机に腰掛けた。 加東「……新型、どうするの?」 隣でスパゲッティを食べている少女に問いかける。 ふっと瞳が揺れ、溜息を吐きながら少女はフォークを置いた。 マルセイユ「この前将軍達に謝られたよ。サインもしたし…それに、もうケッセルリンクが黙ってない」 加東「F型、壊さないようにね。さ、ちゃっちゃと済ませて水浴びでもどうかしら?」 マルセイユ「…そうだな、マティルダに頼んでおいてくれよ」タタッ 手を振ってマルセイユを見送り、溜息をつく。 加東「2,3回履いて故障させる…か。やっぱり履かなきゃダメよね」ハァ 猛烈に胃薬と頭痛薬が欲しい。報告書だの始末書だの、俺のおかげで将軍達が多めに見てくれるからと言って、上に提出する書類をまとめるのは自分なのだ。 受諾したばかりの新型を2,3回で壊して「いい機体でした」なんて言ったらまた新しい奴が配備されるに違いない。 ああ、また研究員の言葉が頭をよぎる。忌々しい、何が『絶対大丈夫』だ。 加東「……絶対なんて言葉を使うのは、自信の無い臆病者か、よっぽどの馬鹿だけよ…!」 ――――――――――――――― 滑走路 俺「これもかー?」ゴロン 清掃班1「全部拾って下さいよー…あづぅ」コロン 清掃班2「いやーさすがに兄貴は早いですね。さすがパイロットだ」コツン 太陽が砂を焼く熱の中、マントを直しながら滑走路に落ちている石を、手に持ったバケツに放る。 毎日毎日乾いた風や、砂嵐が持って来る大量の砂と石を丁寧に掃除していく。 滑走路掃除は大変なのだ。それこそ、猫の手も借りたい位に。 俺「ハッハー、もっと褒めてもいいんだぜ?」ドヤ 清掃班3「はいはい、それも拾えよ」ゴロン 俺「わーってるよ…あちち」 清掃班1「手袋してくださいよ?」ミズー 俺「してるぜ?ほら」パッ 清掃班3「…これは、ドライビンググローブ!せめてパイロットグローブにしろ!」 俺「あー…よくある―――」 清掃班「「「無い!!」」」 <こんな細かい事気にすんなって! <兄貴は気にしなさ過ぎなの!だからバカなんだよ! <仕方ねえだろ!気になんねぇんだからよォ! ギリギリ <ギブギブ!ってあ゙ーーーー!! ガラガラ ―――――――――――――――― 整備班2「全部こぼしやがった…班長ー、滑走路掃除長引きまーす」 整備班長「報告御苦労!ったくまたあのバーカがなんかやったのか?」ガチャガチャ 砂を焼く日差しを避けた格納庫から整備兵が滑走路の様子を報告する。 傍らには数名の同期に双眼鏡。煙草が少々、酒瓶が5つ。 整備班4「清掃2にヘッドロックかけてますよ……おおっ清掃4の背後からの飛び蹴…あー顔面ストレート食った…いてて」 整備班1「鼻折れてねえか?全方向奇襲も通用しねえしよ…はーどうすりゃ勝てんのかねえ」ガチャン 整備班長「野郎共双眼鏡なんて覗いてないで整備しろ!…まあ、スパナ食らいたいなら話は別だがな」スラッ 整備班「「「「ラジャッ!!」」」」ビシッ イソガシーゼ! ソケットクレー! ネジアマッタゾー! ワイワイ 班長が自慢のスパナをポーチから抜けば、さっと持ち場に戻り整備を再開する。 サボってもいいが仕事はしろ、が最近の合言葉。 熱気が立ち込めるハンガー内を移動し、いつぞやのキューベルワーゲンの所へ向かう。 最近やっと俺の魔導エンジンの補給が届いたので、ついでに直しておいたのだ。今は調整中だが。 整備班長「ふぅーー…おい、キューベルの調子はどうだ?」 整備班3「班長殿、コイツは『バウムクーヘン』ですよ」ガチギリリ 整備班長「あいつのネーミングセンスはどうかしてるな…」 整備班1「酔った勢いで魔導エンジンをブチこんだ班長もどうかして――冗談です。いい意味で、です班長殿」ダラダラ 俺「おいおい班長、朝っぱらからスプラッタとかやめてくれよ」ヨッコイセ 整備班長「よう俺、いつ名前なんて付けてくれたんだ?」 俺「ぶっ壊した日だから……3週間とちょっとか?カッコいいだろ?バウムクーヘン」ドヤッ 整備班長「…タイガーバウムからおかしいと思っていたんだ、そのネーミングセンス……!」 俺「はっはっは!一つ前に乗ってた奴がグロールタイガーだったからな!タイガーを取った!」 整備班4「いや、グロールタイガーは普通だ」シンケン 整備班長「…うん、もういい」 俺「そういやクーヘンは直ったのか?派手に壊れたと思ったんだが」 整備班2「兄貴の機体のエンジン部品が届きましたからね。そいつで班長が直しましたよ」 整備班長「そう言う事だ、大事に使ってくれよ。俺の傑作なんだからな」フンス 俺「またかっ飛ばさせてもらうぜ!」フンス 整備班長「…ふは、はッスパナは、まだまだある…!!」ブンッ 整備班3「班長殿ぉ!お前ら取り押えろ!班長殿がご乱心だー!!」 ハンチョー トマッテ! コワレマスヨー!! ヤメロォオオ!! ガンッ!! ガホォォオ!? アニキーー!!? ――――――――――― 格納庫の隅 俺「野郎に治療してもらってもなぁ…」ハア 整備班2「俺だってやりたかねえよ!タイガーちゃんをいじってたほうが楽しいつうの!」ギュッ 俺「へいへい、そういやアレなんだ?見た事ねえけど」 頭に包帯を巻かれながら、一昨日は無かったカーキ色の幌をかぶった物体を指差す。 背の高い俺に苦戦しながらも包帯を巻き終えた整備兵が振り返れば、現在最高の不安材料が見え、思わず返答に詰まる。 整備班2「…マルセイユ中尉のユニットだよ。新型のBf109/G-2…エンジンに欠陥があるって評判の問題機さ」 整備兵1「昨日届いたんだが、中尉はコイツが大っ嫌いでね…今は調整と言う名の放置だ。まあ、お偉いさんの命令には逆らえんしな…」 格納庫に鎮座する最新のストライカーを見て、二人が重い溜息を吐き出す。 カーキの幌に包まれたそれは、マルセイユがどれ程嫌っているか分かる位に、一切の手も付けられていなかった。 俺「…なるほどな」 整備班長「何がなるほどなんだ?」 整備班達が作ったであろうリラックスチェアに横になりながら、俺はポケットから葉巻を取りだして咥えた。 その横にあった空き箱に班長が腰かけ、煙草を吸い吸い、無言でマッチを俺に投げて寄こす。 俺「中尉が悩んでるというかな…なんとなくだよ」シュッ 整備班長「さすが百戦錬磨の虎ってとこか?」フー 俺「女の子ってのは繊細なんだよ。特に16まではな」 整備班長「かっはっは、よく見てるよ、ホントに」 俺「かわいいもんだぜ?16の誕生日にわざわざ来りなあ」ハッハ 整備班長「いいねえ…久しぶりに夜の街にでも繰り出してぇなあ。どうだ?俺も」 ちらりと横目で俺を見遣る。夜に抜け出すのは、警備の兵も目を瞑ってくれる。 しかし、目一杯遊んで帰るには、早い足が必要だった。おそらくクーヘンの魔導エンジンならば、最速記録を簡単に破れるであろう。 そして何より、夜の撃墜王が喰いつかない訳がない。 俺「…ハッ、熱いセックスさえあれば、愛なんていらねえよ」 俺が楽しそうに喉をぐるぐる鳴らす。ニッと笑った俺を見て、 整備班長が立ち上がる。今日はいい酒を警備の奴等にやらないと駄目だと、思いを巡らせる。 整備班長「ヤッハ、決まりっ!野郎共に知らせなくっちゃな!!」 俺「おいおい、酒だけで終わっちまうぞ?」 整備班長「いいんだよ。夜を教えてやるだけさ」 俺「…だったらとびっきりを用意しなくちゃなァ」ニヤ 整備班長「金はお前持ちだぜ?少尉殿」 俺「おういいぜ!存分に楽しもうじゃねえか、兄弟!」 整備班長「はっはっは!そうこなくっちゃな!」 吸っていた葉巻を酒瓶に放り込み、俺が整備班長へと拳を突き出す。 その動作を見た班長も煙草を踏み消し、俺の拳に自身の拳をぶつかり合わせた。 ――――――――――――――――――――― ――――――― エンジンの轟音が辺りに響く。 音に遮られないように自然と声が大きくなるのはいつもの事。 エンジンの振動を聴き、異音が無いか、共鳴音はおかしくないかを全て聴き分ける。 オーバーホールはすでに4回目。必要な部品はすでに底を尽き、補給を今か今かと待ちわびる状況だ。 整備1「飛行時間を大幅に超えてるが…どうする?」 俺「…お前等の腕でどうにかしてくれ」 整備1「……了解」 俺「やっぱ特別製はキツイな…改造で補うしかねえか」 会話を交わしながらエンジンを切り、飛び降りる。 じわじわと奪われる水分を酒で補給しながら工具箱を手に取り、機首部分へと向かう。 整備班長「どの辺をやるよ」 俺「エンジンだ。また音が飛んでやがる」ガチャコガチャ 整備班長「俺達でも気付けねえよ…本当に繊細だな」テツダウゼー 俺のやっている場所とは違う個所を微調整しながら、問題個所を見る。 来た部品とは違う場所の魔法力伝道経路が焼き切れ、分散シャフトが残り数本しか残っていなかった。 俺「ありがとよ。回転供給経路を捻じ曲げれば…」ギリッガギギ 整備班長「……ッ!?これじゃ伝導率が高過ぎだろうが!」 俺「これでダイレクトに魔法力が供給される」 整備班長「確かに飛べるがなぁ、お前の負担が…!」 俺「俺を信じろ。それに、こっちの方が高く飛べる」ニシシ 耐えられるはずがないのに、この男は何故笑う。 ここまでの状態に陥ったものを飛ばそうなんて普通の神経をしていたら考えない。思考をよぎる事すらない。 どうして飛ぶんだ、約束がそこまで大事か?叩きつけたい言葉はコイツが来た時から溢れるほどにある。 全てを一つに、朗らかに笑う正面の男の眼を見据え、唸るように呟いた。 整備班長「…これは無謀だ」 整備の雑音が響く。タイガーバウムへの細かな整備をしている連中も息を潜めて次の言葉を待つ。 待っている時間すらも水分を奪う熱の中で、奴の眼をぐっと睨みつける。 整備兵達の生唾を飲む音が聞こえる。次第に猛烈な暑さの中に怖気が混ざりだすのを肌で感じた。 それすらも心地よいとでも言う様に、奴は笑みを深めた。 俺「俺を誰だと思ってやがる」 さあ、女神のお帰りだ。奴は言い、軍靴を鳴らしながらハンガーの外へと歩き出した。 エンジン音でも聞こえたのだろうか、なにせ奴はウィッチ達全てのエンジン音の聴き分けすら出来るのだから。きっと中尉が帰って来たのだろう。 整備班長「………大馬鹿野郎が」 遠くなった背中に向かって吐き捨てるように声を掛けるのが精一杯だった。どうしてこうも馬鹿になれるのか。 だが、その背中に憧憬を抱くのは何故なんだ… どうやら予想は当たった様で、降りて来た中尉を奴が抱きとめ、一言二言言葉を交えていた。 考え過ぎてぼんやりとしてきた脳髄に遠くの俺の声が染み入る。 俺「班長、今日はちょっくら忙しいぜ!タイガーバウム発進準備だ!」 覚醒は、一瞬だった。 整備班長「了解!!」 タイガーバウムに駆け寄り、整備兵達への指揮を飛ばすがもう半分以上は出来ていた。 さすが精鋭。急いでエンジンに手を掛け、配線、回路、オイルを手早く調整し、魔法力伝道経路にスパナを入れる。 整備兵3「ッ!?班長、そこは!!」ガシッ 整備班長「…最後の足掻きだ…やらせてくれ」グッ 整備兵3「…っく、おい!モーターカノンの給弾!早くしろ!!」 整備兵5「少尉!準備完了まで後2分です!」 怒号の様な掛け声が響く中、俺が中尉を姫抱きにして発進ユニットの方へ向かっていた。 スパナでも投げてやろうかと身構えるとけたたましく警報が鳴り響き、思わず遅いと唸る。 しかし、観測班の名誉の為に言わせてもらえば警報はいつも通りなのだ。 こういう事も多々あるが、俺が来てからはその力の方が役に立つとの少佐のお言葉で俺が基準になっていたのだ。 俺「行けるか!?」 整備班長「おう!状況は!?」 俺「地上部隊が奇襲を食らった!ついでにくっ付いてきた飛行杯で中尉のストライカーが破損!」ガッガ、ガロロロロロ なるほど、中尉が姫抱きにされてたのは状況報告とストライカーへの被弾で姿勢制御が難しかったからか… 無線を付けながら俺が計器盤を操作する。それを横目で確認しながら安全な場所へ移動。無線での会話に切り替える。 エンジンの轟音がハンガーを支配する。回転数は急ぎの為、極微量の魔法力で上昇させるている。これは結構魔法力を食うらしい。 整備班長「…分かった。で、お前はどうする?」 俺「決まってんだろ?…カトー達を待っている時間はねえ、だが数からして無理はない」ニイッ 整備班長「そう言うと思ったぜ!っし、チョーク外せーい!!」 俺「カトー達にはゆっくりでいいと伝えてくれ!」 整備班長「了解!ウィッチ達を頼んだぞ!」 俺「おうよ!ティグレ、出るぞ!!」ブロロロロロ 整備班長「おい、ストライカーは!?」 俺を見送り、破損したユニットに集まる整備兵達に声を飛ばす。 ずんずんと近寄ると状況がだんだんと見えてくる…ああ、誰も返事を返さない訳だ… マルセイユ「そうか…代えのフリッツも」 整備兵6「申し訳ありません…現在2機とも整備中です…」 担当整備兵が俯きながら謝罪する。 油断していた。丁度2機とも整備の時期に当たったし、最近襲撃も安定しているから忙しくなる前に…なんて甘い事を考えていた自分が憎い。 ここはアフリカ。甘い水なぞ湧きはせぬ。 整備兵5「しかし増援は要らないと―――」 マルセイユ「そんなもの、強がりに決まってるだろ!」 加東「その通り!!」 整備班長「わっ少佐!?」 加東「びびるな!それよりも全機発進準備急げ!」ピョコン 整備班「「「「「「了解!!」」」」」」 ペットゲン「遅くなりました!!」ダダッ 稲垣「ケイさん!状況は!?」キキィ! 加東「地上部隊が奇襲を食らったわ!…先行した俺に追いつくわよ!」ブロロロロロ 稲垣・ペット「「了解!」」タタッ 二人がさっとストライカーを履き、エンジンを吹かす。 その横では、マルセイユが今だホロを被った新型―Bf109/G-2―を見詰め、押し黙っていた。 加東「マルセイユ、あなたは平気よ。その辺で―――――」 ガツリと軍靴が鳴り響き、マルセイユがストライカーへと向かう。 前に立っていた整備兵は半分転びながら慌てて道を開ける。怪訝そうに加東がマルセイユを見遣った。 足音は止まらない ペットゲン「…ティ、ナ?」 新型との距離を詰め、その正面に立って震える手を伸ばす。 エンジン音は彼方に消え、辺りは水を打ったように静かであった。 幌の表面に手を置き、そのまま手を止める。 一度だけ深呼吸をした後に、震える手で幌を握り締め、そのまま一気に剥ぎ取った。 浅く積もった塵が太陽を受けて輝き、カーキの幌から磨き抜かれたストライカーが現れる。 取った幌を投げ捨て、マルセイユが発進ユニットへと上がっていく。 加東「マルセイユ…あなた……」 悲痛な面持ちでこちらを見る加東に、靴下を脱ぎながら答える。 マルセイユ「勘違いするなよ、ケイ」 マルセイユ「確かに嫌だよ。エンジンは危ないし、嫌な奴からの命令だしな」 ひたりと足音がやむ。ここを超えれば後戻りは出来ない。何が起きてもあのサインがある限り、これを壊れるまで使わなければならない。 加東「…私達だけで何とかするわ!これは――――――!」 マルセイユ「私は私の意思でこれを履く」 ぴしゃりと加東の言葉を遮る。言わんとしている事は百も承知。 まだ何か言いたげな加東を見据え、マルセイユ大胆不敵に笑ってみせた。 マルセイユ「それに、好敵手の危機の一つや二つ…救ってやれずにどうする」 全てを振り切る様に、マルセイユは足場から飛躍した。 前へ ページ先頭へ
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応接室 「お久しぶりです。ミーナ中佐、坂本少佐」 「遠路遥々ご苦労だったな、大尉」 「本当に久しぶりね、サーシャさん。そちらの方は大丈夫?」 ピシっと型通りの敬礼を取る少女に、美緒のみならずミーナも同様に笑いかけた。 癖のある麗しい長い金髪に、とても軍人には見えない華奢な身体をした北方美人が二人の前に立っていた。 彼女の名前は、アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン大尉。第502統合戦闘航空団“ブレイブウィッチーズ”の戦闘隊長を任される若き天才である。 「此方の戦線も芳しくはありませんが、かといって悲観するまでには至っていません。皆、頑張ってくれています」 その言葉に、美緒はかつて指導を受け持っていた下原定子を、ミーナはグンドュラ・ラルやヴァルトルート・クルピンスキーの顔を思い出す。 だが、定子の顔は泣きっ面で、豪放磊落なラルと享楽家な伯爵に一抹の不安を感じてしまう。 二人の心中を感じ取ったのか、サーシャは端正な顔を苦笑に歪める。 「それで、我々が戦ったネウロイに関してなんですが――」 それから、時間をかけてそれぞれの部隊で得た情報を交換していく。 そもそも彼女の目的は情報交流だったのだ。当然といえば当然だろう。 応接室のソファーに腰掛け、ミーナは三人分の紅茶を入れた。 語られる情報は様々で、新型ネウロイの考察や空戦における新たな戦術、挙句の果てに各国軍上層部の思惑など、それぞれ貴重なものを得たようである。 たっぷりと三時間以上も話し、サーシャが乾いた喉を潤そうと、すっかり冷めてしまった紅茶を口にする。 今だな、とばかりにタイミングを見計らっていた美緒が、今回の情報交流で一番聞きたかったことを口にした。 「――――強化外骨格開発部隊、を知っているな?」 その言葉に、ピクリとサーシャの肩が揺れる。 動揺を表には出すまいと努力しているようだが、残念ながら完全には隠しきれてはいなかった。 「それを何処で?」 「わざわざ隠し立てする必要もないか。ミーナ、構わないな?」 「……そうね。つい先日、強化外骨格開発部隊は、この基地に配属されたわ」 「そう、ですか。俺さんが……」 「我々としても、ああも秘密の多い部隊はどうしたものかと持て余していてな」 「……………………」 「我々に教えられる範囲で構わん。あの部隊や強化外骨格、そして俺少尉について教えてもらえんだろうか」 それから暫く、応接室に沈黙の帳が降りた。 サーシャはどう答えたものかと悩み、美緒とミーナを辛抱強く彼女が口を開くのを待った。 一体、どれだけの時間が過ぎただろうか。やがてサーシャは意を決し、口を開いた。 「申し訳ありません。お答えできることはありません」 明確に、美緒の頼みを拒絶した。 はぁ、と二人は大きく溜息を吐き出す。何となく、そんな言葉が返ってくるのは予想していたのだ。 「……それは、箝口令が布かれているということか?」 「はい。ブリタニア空軍からや正規の命令ではなく、チャーチル首相からの個人的な要請ですが」 ふむ、と顎に手を当て、美緒は考え込んだ。苦し紛れに放った言葉に、思いも寄らぬ返答があったからだ。 布かれた箝口令――その出所が分かるとは思ってもいなかった。 ブリタニア空軍からではなく、チャーチル首相からの要請となれば、チャーチル首相が尽力して設立した部隊の内情を知っているものは極めて少ないのかもしれない。 それこそ、ブリタニア空軍内部においても――もしかしたら、あのトレヴァー・マロニーですら。 「そして、私の意思でもあります」 「貴方の、個人的な感情に流されてのことかしら?」 暗に、惚れた男を庇いだてしているのではというミーナの台詞に、カっとサーシャの白い頬が赤く染まる。 それが怒りによるものなのか、図星を突かれた故の羞恥によるものなのかを判断することは出来なかった。 「これは私達、第502統合戦闘航空団全員の意思と受け取ってもらって構いません」 「………………そうか。大尉達に、そこまで言わせるか」 「はい。私達は俺少尉が信頼に値する人物だと信じています」 その言葉に嘘はない。恐らく、他の502の隊員に同じ質問をしても返ってくる答えは同じだろうと二人は判断する。 そうせざるを得ないほど、サーシャの言葉は信頼に満ち溢れたものだった。 「ごめんなさいね。勝手に立ち入るようなようなことを聞いてしまって」 「いえ。男性と一緒に戦う機会なんてウィッチとしては限られてきますし、ましてや極秘部隊ですから。ミーナ中佐や坂本少佐の心配も尤もだと思います」 サーシャは何を聞かれても必要なことしか語らず、自己の評価を他人に任せきりな俺を思い苦笑する。 言葉で語らず、行動で語る人間なのだ。男らしいと言えば男らしいのだろうが、それを好意的に受け取れるのかは人によるだろう。 「そうだ。久しぶりに顔でも見せてきたらどうだ? 今日は隊での訓練もない。少し話すくらいの時間はあるだろう」 「よろしいのですか?」 「よろしいも何も、ただ知り合いに会いに行くだけだ。我々に止める権利などありはせんよ」 「そうね。こんなご時世だもの。会える時に、話せる時には会っておくものよ」 二人の好意と裏にある思惑を感じながらも、久しぶりの再会に思いを馳せ、サーシャはソファから立ち上がった。 「じゃあ、お言葉に甘えさせて頂きます」 「強化外骨格部隊は外の倉庫を使っている。隊舎を出て直ぐのところだ」 「分かりました。では、失礼します」 見惚れてしまうほど綺麗な礼をすると、応接室を出て行く。 その背中を見送り、ふうと大きく溜息を吐き出す。 「俺少尉に関しては、私達の杞憂だったようね」 「そうだな。もっとも、先日の戦闘でそれは分かっていたようなものだがな」 秘密主義を俺と部隊に、あらぬ誤解と疑念を抱いていた二人であったが、サーシャの言葉を聴いて、或いは先日の戦闘によってそれも解消さえれたようだ。 事実として、俺は命を危険に晒して状況に相対し、バルクホルンの命を救う一助となった。 まして、同じウィッチであるサーシャが、あれほどまでに信頼しているのである。 何がしか複雑な問題を抱えているとしても、少なくともウィッチや隊にとって不利益や不義理な行動を働くような人物ではないようだ。 「まあ、私は悪い人間ではないとは思っていたがな! はっはっは!」 「もう、よく言うわ。最初はあれだけ疑っていたのに」 「いやぁ、それはだなぁ」 今までの真剣な空気を払拭する為か、大きく笑う美緒であったが、ミーナの指摘にしどろもどろの返答を返す。 参ったな、と頭を欠く彼女に、口元を隠しながらミーナは上品に笑った。 ふと、窓の外に目を向ける。 外は眩しいほどの快晴だ。日差しは強いが、気候は穏やかだ。再会の喜びを分かち合うにはもってこいの天気である。 これなら、サーシャと俺は、さぞ穏やかな時間を過ごすことになるだろう。 差し当たって、ミーナの出来ることと言えば―――― (飛行訓練の許可、出してあげることかしら?) 基地内倉庫 今日も今日とて、それぞれの研究に命を削るような気迫で望む開発班。 そんな彼らを尻目に、俺は出口付近に備え付けられた机と椅子に座り、いくつかの本や報告書に目を向けていた。 それは部隊の事務仕事に関係するものではない。そもそも、そんな仕事は午前中で終わってしまっている。 彼が読んでいるのはウィッチの教本や数々の戦線で考案された戦法を詳細に記した報告書だ。 自分には才能というものがない。それが彼の持つ自己への評価である。 故に、常に自己を高めることに余念がない。 エースにありがちな、なんとかなるさという覚悟があるんだかないんだか分からないような精神状態で戦場に立つことはなかった。 そして、現在も教本や戦闘報告書から、ネウロイの類型に合わせた有効な戦法を模索していた。 それは現状の己に対して、限界を感じているからに他ならない。 理由は定かではないが、少なくとも自身の性能が限界値まで高められているのは間違いないと考えている。 (かつての俺ならば、限界などという言葉を使うことすら許さなかっただろうな) 年を重ねたからか、或いは別の理由か、心の中で一人ごちた。 だが、嘆いてばかりもいられない。これからも戦いは続いていくのだ。 それを分かっているからこそ、努力を怠らない。 性能で届かぬのならば戦法で、戦法でも駄目ならば戦術で、戦術ですら意味をなさぬのなら戦略で。 可能性は無限に存在する。己の性能を正確に把握し、状況を把握し、様々な手を使って敵を討つ。 今までも続けてきたことである。何のことはない。 差し当たり、ネウロイに対して有効な戦法を獲得し、強化外骨格のスペックを向上ないし新たな兵装を―――― 「…………ん?」 珍しいノックの音に、目を通していたオラーシャ軍用の教本から目を離す。 そもそも、隊の人間はこの倉庫に近寄らない。部隊の秘匿性を慮って、もしくは俺の恫喝じみた言葉によって。 尤も、こんな場所に来た所で喜ぶのは極一部の人間だけである。年頃の少女達がこぞって集まる理由はないだろう。 となれば、急な召集命令か、部隊内で何らかの連絡事項が発生したのか。ともあれ、仕事に関連してのことは間違いあるまい。 やれやれ、タイミングの悪いことだ、と呟き、扉の前に立つ。 念の為、倉庫内部が見られないように、簡易更衣室のような形で設置された黒いカーテンを引いておく。 「すまない。待たせ――――」 扉を半ばまで開いた瞬間、ガツンと何かにぶつかる音がした。 間の悪いことに、ノックの主は俺のゆったりとした行動に痺れを切らしてもう一度ノックをしようとした所、扉が開いたようだ。 「…………大丈夫か? すま――――んん?」 額を押さえて蹲っている少女の後頭部を眺め、謝罪も半端に首を傾げる。 はて、こんな金髪の少女は居ただろうか? クロステルマンやハルトマンとも服装や髪型が違う。かといって、彼女以外に金髪を持つウィッチはいない筈。 「お、お久しぶりです、俺さん」 「ああ? ポルクイーシキン? お前、何でこんな所に……」 涙目になりながら額を押さえ、痛みに耐えてサーシャが笑顔と共に挨拶をした。 俺は珍しく、苦笑や皮肉げな笑み以外の呆然とした表情を貼り付け、挨拶すら返さずにかつての戦友の顔を眺める。 完全に不意を撃たれた。そういった様子は口にせずとも伝わってきた。 ついでに言えば、先程まで読んでいた教本を作り上げた人物であるというのも、彼の忘我に拍車をかけている。 「………………氷嚢でも持ってこようか?」 「………………是非、お願いします」 再会の言葉にしては、何ともとんちんかんな受け答えであった。 基地内テラス 二人は、俺がよく煙草を吸いに来るテラスに移動していた。 あんな堅苦しさ全開の倉庫では、リラックスできないだろうという俺の配慮である。 「待たせたな。こんなことなら、来客の準備でもしておくべきだった」 「いえ、そんな。此方の方こそ、連絡もなしに押しかけてしまって」 「気にするな。何分、オレ達の行方を追うのは不可能に近い」 ストライクウィッチーズの面々に見せる表情とは、また違った気さくさを見せ、穏やかな無表情を見せる。 何とも矛盾したような表情を見せている限り、どうやら俺もそれなりに再会の喜びというものを感じているようだ。 「しかし、締まらんな。以前、別れ際にもう二度と会うこともないだろうなどと格好つけてしまって、これではね」 「いいことだと思います。私は嬉しいです」 そうだな、と短く返事をし、用意していたティーポットとカップを机の上に置く。無論、彼の私物などではなく厨房から拝借してきたものである。 十分に蒸らした紅茶を最後の一滴までカップに注ぎ、サーシャの前に置いた。一人分しか持ってこないところを見る限り、彼は飲まないつもりはないようだ。 更に砂糖の入った瓶とジャムを乗せた小皿を置く。オラーシャではジャムを舐めながら、紅茶を飲む習慣がある。それを配慮してのことだろう。 見た目は無骨な軍人だが、こういった心配りは執事のそれである。 そんな見た目と中身のギャップに、サーシャは感謝と同時に感心せざるを得ない。 尤も、共に戦ってきた時からそんな感じだったので、寧ろ変わらずにいる俺に対する喜びの方が強いのかもしれない。 「お茶請けを用意できなくてすまんな。できれば、チョコかクッキーでもあればよかったのだがね」 「……前々から思っていたんですけど、俺さんの中で私はそんなに食いしん坊な印象なんですか?」 「ふむ。食いしん坊というよりかは、甘味に目がないといった感じだな。間違ってはいないだろう?」 むう、といった感じに押し黙るサーシャ。普段の彼女からは考えられない可愛らしい表情である。 確かに甘いものは好きだが、目がない訳ではない……筈なのだが、クッキーを出されていたら、目を輝かせていたであろう自分を安易に想像できて、否定は出来なかった。 そんな内心を察して椅子に座りながらくつくつ笑う彼の姿に、サーシャは自分の頬が赤く染まっていくのを感じた。 煙草、いいか? と聞く俺に快く応じる。 煙草の匂いも煙も好きではないが、そこを汲んでわざわざ風下を選んで座った彼の数少ない楽しみを奪うのも気が引けた。 「それで、皆元気でやっているか?」 「ええ、相変わらずラル中佐は仕事を丸投げしてきますし、ロスマン曹長とクルピンスキー大尉は仲良く喧嘩しています。 下原さんは可愛いものに抱きついてますし、ニパさんと菅野少尉は――――頭痛の種ですね」 「本当に変わらんなぁ。元気なのはいいことだが、成長というものが見られん。特に最後の二人……」 「オレさんに出会って、色々と思うところがあったらしくて、以前よりはマシになったんですが……」 闘争心剥き出しのサムライガールと不運がストライカーユニットで空を飛んでいるような少女の二人を思い浮かべ、苦笑を禁じえない。 その二人にヴァルトルート・クルピンスキーを加えたトリオは、そのストライカーユニットの全損率からブレイクウィッチーズなどという不名誉な渾名をつけられている。 彼女は何事も抱え込む人間である。更に生真面目な性格が災いして、目上の人間に対して愚痴を溢すのも気が引けた。 その点を鑑みれば、階級が下とは言え年上である俺にこうして愚痴を溢すのは珍しい。 「僕さんもジョゼさんも、相変わらずですね」 「何だ。あいつら、まだくっついてなかったのか」 「ええ。見てるこっちがやきもきするくらいです」 はあ、と大きく溜息を吐く二人。 僕というのは、第502統合戦闘航空団の隊員であり、珍しい男のウィッチである。 二人の言葉から察するに、同隊員であるジョーゼット・ルマールはそういう関係に極めて近い付き合いにあるようだ。 「あの馬鹿弟子め」 そして、俺とはただの戦友ではなく、師弟の関係でもあるようだった。 だが、僕が一体どんなウィッチなのか、どんな固有魔法を持っているのか、それを語るべきは別の話である。 馬鹿弟子と語る表情は嬉しげで、それほど親しくない人間には決して見せない表情をしている。 僕を罵るような言葉も、決して馬鹿にしている訳ではなく、愛弟子に向ける愛情が隠れしているように思えた。 それを皮切りに、サーシャはどんどんプライベートな話を展開していった。 俺は元来聞き上手な上、相手に話させることに長けているのか、愚痴とは違った話も引き出していく。 重要な話から意味のない馬鹿馬鹿しい話まで。そうやって話を続ける二人は、誰がどう見ても仲の良い兄妹にしか見えなかった。 「あー、随分話したな。時間の方は大丈夫か?」 「ッ!? いけない、もうそろそろ出発しないと!」 「そうか。輸送機で来たのだろう? 見送りくらいはしよう」 俺はそう言って立ち上がる。ティーセットの後片付けは、後回しでも大丈夫だろう。 「……どうかしたのか?」 自分だけ立ち上がり、座ったままのサーシャを見下ろす形になり、不思議そうに話しかける。 何か戸惑うように口ごもる彼女の様子は、愚痴を聞いていた俺であっても始めてみる姿であった。 やがて、何かを堪えるような顔をして、口を開く。 「一つだけ答えてください」 「答えられることであれば」 「…………俺さんの考えは、まだ変わっていませんか?」 「無論だ。それこそが、オレの選んだ道だからな」 彼女が一体何について聞いたのかは定かでない。 だがその問い掛けに、俺は何の迷いもなく即答した。 今までのような冗談交じりの言葉ではない。 炎のように熱く、氷のように冷徹な、断固たる意志を以って彼女の問いに答えた。 迷いのない意志に、彼女は安堵の表情よりも悲しげな――泣き笑いのような顔をする。 何となく……いや、初めから分かっていたのだ。どんな言葉が返ってくるかなど。 彼は一度そうと決めれば、それが正しいと信じれば、それこそ冷酷なまでの意志を以って己を貫く男だと。 「だったら、もう一つお願いがあります。これは、私だけではなく第502統合戦闘航空団全員の言葉だと思ってください」 「……そうか。戦友の願いだ、無碍にはできん。だが、確約するかは内容によるな」 「そんなに難しいことじゃありません。ただ、貴方の戦いが終わった後に、私達の所へ来て欲しいんです」 「確約しかねる。そもそもオレの戦いが終わる前に、502が解散している可能性もある。そうなった場合、君達全員が集まるのを待っていられない」 「そうですか。……なら、全てが終わった後、思い出してみてください」 「――君達のことを? それとも、人として当然の義務を?」 「いいえ。これまで歩んできた、貴方自身の人生を――」 彼女は真っ直ぐと俺の目を見据え、謳うように告げる。 オレ自身の人生ね、と呟く俺。 今この瞬間において、彼女の言葉はその程度なら直接会いに行くよりかは簡単だな、程度の認識しか今の彼にはない。 「了解した。その程度ならば何とかなりそうだ」 「約束ですよ? それだけは、必ず守ってください」 「ああ。――――ところで……」 「――はい?」 「今の、誰が考えた? どう考えたところで君の台詞ではないな」 分かりますか、と乾いた笑みを洩らすサーシャ。 長い付き合いでこそないが、共に死線を潜り抜けた仲である。人柄くらいは把握している。 彼女が言葉で伝えるのはもっと感情に任せたものだ。殊更、仲間に対しては。 そう考えると、今の彼女の台詞は、どこか芝居がかっているような気がした。実際、それは的を射ていたようだ。 「クルピンスキー大尉とロスマン曹長です。誰かが俺さんに出会ったら、必ず伝えようと」 「成程。あの馬鹿女とロスマンの台詞なら納得だ」 脳裏に浮かぶ、自分よりも背の高い、女好きの享楽主義者の彼女と逆に子供のように背の低い新人教育係の二人を思い出す。 一番日常的に苛立たされて、迷惑をかけられた女であったが――一番世話になったのも彼女である。 そして、俺自身のことを思い、大いに怒り、大いに悲しんだ教育係の涙もまた、俺の心を打った。 ならば彼女達の言葉くらい、素直に聞いておかねば義理に欠くだろう。 「二人に伝えてくれ。必ず思い出す。オレ自身に誓ってな」 「はい。私も信じています」 ニッコリと微笑むサーシャに、俺もまた薄く笑った。 そして、二人はまた他愛のない会話をしながら、テラスを後にする。 彼の戦いが終わり、全てが終わった時に、俺は誓い通り二人の言葉を思い出すだろう。 そして恐らく、その言葉こそが―――― 後に残ったのは、優しく降り注ぐ陽光と、遠くから聞こえる俺とサーシャの楽しげな笑い声だけであった。
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――少し時は遡り、ここ第501統合戦闘航空団では チュンチュン 芳佳「ふぁ~あ」 「おはよう芳佳ちゃん」 芳佳「リーネちゃんおはよう」 リーネ「朝ごはん作りにいこ」 芳佳「うん」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ―台所― トコトコトコ トントントントン ガチャガチャ グツグツグツ 芳佳「リーネちゃんお醤油とって~」 リーネ「はい芳佳ちゃん」 756 :前1[]:2010/10/05(火) 23 43 22.06 ID 8DnA0hppO ―ミーナの部屋― ミーナ「プリティガール魔女っ娘ミーナちゃん参・上☆ミ」 ミーナ「ラブリープリティーキュートな魔法でいたいのいたいの飛んでいけ☆」 ミーナ「えい☆」 ーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーー ーーーーーーー ミーナ「う~ん、ん?」パチ ミーナ「朝…」 ミーナ「ふぁ~起きなきゃ」 ガサゴソ ミーナ「うーーーん」ノビ 757 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/05(火) 23 47 21.98 ID gXO99nN3P ハハッ 758 :前1[]:2010/10/05(火) 23 50 52.69 ID 8DnA0hppO ―食堂― ガチャガチャ ガヤガヤ ワイワイ ミーナ「あら、みんな今日は早いわね」 ゲルト「そうか?」 エーリカ「たまにはいーんじゃない?こういう日も」 ゲルト「お前は毎日この時間に起きろ」 エーリカ「やだ~」 ミーナ「フラウが早起きなんて雨が降るんじゃない?」ガタッ 芳佳「皆さん出来ましたよ!」ガチャガチャ 759 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/05(火) 23 53 44.84 ID yBUGDUjV0 支援 760 :前1[]:2010/10/05(火) 23 59 52.10 ID 8DnA0hppO 「「いただきます!」」 ゲルト「旨いぞ宮藤」パクパク エーリカ「私も料理覚えようかな~」パクパク ゲルト「やめてくれ」 エーリカ「え~あいつらが帰ってきたら食べさせてやるんだ」ニシシ エイラ「!」ピタッ サーニャ「エイラ…」 ゲルト「おいハルトマン」 エイラ「だ、大丈夫ナンダナ」パクパク エイラ「沢山たべて強くならないとナ」パクパク エイラ「ワタシがこの世界を守るんだからナ」 761 :前1[]:2010/10/06(水) 00 08 07.21 ID 50zw7HiTO ―ミーナの部屋― ミーナ「気がつけばあの子達が居なくなって随分たったわね美緒」 坂本「そうだな…」 坂本「初めはしばらく葬式の用な雰囲気が続いていたがよくここまで持ち直したものだ」 ミーナ「トゥルーデなんてずっと叫ぶか泣くかだったわね」 坂本「ああ、あれは大変だった」 762 :前1[]:2010/10/06(水) 00 15 40.57 ID 50zw7HiTO ―回想― ゲルト「うぐっ…ひぐっ…」 ゲルト「弟ォ…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー弟「お姉ちゃん」ニコ 弟「お姉ちゃん大好き」 弟「お姉ちゃんとずっと一緒にいたいな///」 弟「大きくなったらお姉ちゃんのお嫁さんになる!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーゲルト「うおおおおおおお」 ゲルト「弟おおおおおお」 坂本「落ち着けバルクホルン」 ミーナ「そうよトゥルーデ」ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 763 :前1[]:2010/10/06(水) 00 25 01.47 ID 50zw7HiTO ―ミーナの部屋― 坂本「ハルトマンも大変だったな」 ミーナ「そうね」 ミーナ「部屋からでないと言い出したときはどうなることかと思ったわ」 坂本「ペリーヌとエイラは早く立ち直ったな」 ミーナ「守るものが増えた。泣いてばかりいられない。といってたわね」 ミーナ「美緒も泣いてたわよね」 坂本「///」 坂本「そういうミーナこそ///」 ミーナ「そ、そうだったかしら」 ―ハンガー― シャーリー「さ、今日も綺麗にしてやるからな」 シャーリー「キ84(戦闘機)」 ガチャガチャ ゴシゴシ シャーリー「あいつがいつ帰って来てもいいように」 キュッキュッキュッ シャーリー「ちゃんと整備しなきゃな」 ガチャガチャ ガチャガチャ シャーリーみてームシー シャーリー「お!」 シャーリー「おう!ルッキーニ」 ルッキ「ムシ捕まえたー」 シャーリー「また捕まえたのか」 シャーリー「今回のそれで何匹目の喉だ?」 ルッキ「うーんわかんない」 シャーリー「もう簡単に死なしちゃダメだぞ」 シャーリー「ムシも生きてるんだからな」 ルッキ「はーい」 シャーリー(虫に喉の名前をつけてるって聞いたらあいつどう思うんだろ) ガチャガチャ 769 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/06(水) 00 58 01.71 ID dH3T8uCp0 しえん 770 :前1[]:2010/10/06(水) 00 58 59.20 ID 50zw7HiTO ―庭― シャアー ペリーヌ「これでよし」 テクテクテク ペリーヌ「ん?あら」 ペリーヌ「ふふ」 ペリーヌ「元気に咲きましたわね」 ペリーヌ「あの人にも見せてさしあげたいですわ」 ペリーヌ「……」 ペリーヌ「一緒に見たかったですわ…」ウルッ ペリーヌ「ハッ!いけませんわわたしったら」 ペリーヌ「もう涙は見せないと誓いましたの」ゴシゴシ 771 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/06(水) 01 03 18.96 ID qFbfgqcuP 喉wwwwwww 772 :前1[]:2010/10/06(水) 01 09 42.92 ID 50zw7HiTO ―訓練― 坂本「みんな揃ったな」 坂本「では訓練を始めるぞ」 坂本「まずは腕立て3セットだ。始め!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 芳佳「くぅー」プルプル 芳佳「もう…だめぇ」バタ 坂本「頑張るんだ宮藤!」 エイラ「くぉー」ハァハァ エイラ「まだナンダナ…」ハァハァ エイラ「まだいけるんダナ!」ハァハァ エイラ「強く…強くなるんダ!」ハァハァ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 坂本「今日はここまでだ」 坂本「みんなよくやったな」 ―風呂― ジャボ エイラ「ふぅー疲れたナ」 芳佳「エイラさん頑張ってましたもんね」 エイラ「まぁーナー」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ―食堂― 「いっただっきまーす!」 カチャカチャ ガヤガヤ 「ご馳走さまー」 775 :前1[]:2010/10/06(水) 01 30 07.78 ID 50zw7HiTO ―別の日― ウゥゥーーーーーーー ミーナ「ストライクウィッチーズ出撃します!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ピッ ドッカアアアン ダダダダダダダダ ヒュンヒュンヒュン ピッピッ ドカドカーーン エイラ「ワタシがみんなを!この世界を!」 エイラ「守るんだァァァァ」 バララララララララララ パリィィィン キラキラ・・・ 776 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/06(水) 01 36 20.94 ID JLJDmKVo0 しえ 777 :前1[]:2010/10/06(水) 01 38 32.79 ID 50zw7HiTO ―基地― ミーナ「今日は買い出しに行って欲しいんだけど…」 ミーナ「宮藤さん、シャーリーさん、ルッキーニさん行ってくれるかしら?」 芳佳「はい」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ブロロロローッ ルッキ「みえてきたー」 芳佳「今日は迷子になっちゃダメだよ」 ルッキ「わかってるよー」 778 :前1[]:2010/10/06(水) 01 42 44.23 ID 50zw7HiTO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー シャーリー「あとこれとそれと」 ルッキ「ヒマー」 シャーリー「ん?そうか」 シャーリー「宮藤、ルッキーニ連れてその辺見てきていいぞ」 芳佳「本当ですかー!」 ルッキ「やたー」 ルッキ「いこ!芳佳」 芳佳「うん!」 779 :前1[]:2010/10/06(水) 01 49 33.34 ID 50zw7HiTO 芳佳「あ!あの店いってみようよ!」 ルッキ「うんー」 ーーーーーーーーーーーー 芳佳「わぁー綺麗」 ルッキ「こっちも綺麗だよ」 芳佳「ほんとだー」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 芳佳「次どこいこっかー」 ルッキ「うーん」 ルッキ「うじゅ?」 ???「失礼ですがお嬢さん」 芳佳「え?私ですか?」 ???「はい。つかぬことをお伺いしますが」 ???「以前どこかでお会いしませんでしたか?」 芳佳「あ、あの、人違いだと思います」 芳佳「すいません…」 ???「いや、こちらこそすいませんでした」 「おーい三角そろそろいくぞ」 三角「はい!今行きます!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ナイト「なにしてたんだ?」 三角「いえ」 シャーリー「おーいそろそろ帰るぞー」 芳佳「はーい、今行きまーす」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ブロロロロー ルッキ「ねえしゃーりー」 シャーリー「ん?」 ルッキ「芳佳男の人に声かけられたんだよ~」 シャーリー「へぇ~、やるじゃないか」 芳佳「あわわ///」 芳佳「違いますよー!」 シャーリー「ははは」 芳佳「もぅ///」 931 :前1[]:2010/10/06(水) 18 26 08.30 ID 50zw7HiTO ―基地― 坂本「最近ネウロイが突然消息を絶つという噂を知っているか?」 ミーナ「ええ、聞いているわ」 ミーナ「到着したらネウロイがいなかった」 ミーナ「と言う奴でしょ?」 坂本「ああ、各地で相次いでいるらしい」 ミーナ「何事もないといいけど…」 坂本「そうだな」 932 :前1[]:2010/10/06(水) 18 35 06.95 ID 50zw7HiTO ―風呂― バシャバシャ 芳佳「えい!」バシャ リーネ「きゃ」バシャバシャ ルッキ「うじゅー」ドバァ シャーリー「おーやったなー」バシャバシャ キャッキャッ エーリカ「ネウロイが消えるって噂知ってる?」 シャーリー「ん?なんだそれ?」 ゲルト「ただの噂だろ」 ルッキ「ききたーい」 933 :前1[]:2010/10/06(水) 18 46 31.96 ID 50zw7HiTO エーリカ「とある海域に到着したウィッチ達の話なんだけど…」 エーリカ「目標地点についたはいいけどネウロイが見当たらないんだ…」 エーリカ「そうこうしてる内に辺りが暗くなって…」 エーリカ「帰還しようとしたとき一人が気付いたんだ」 エーリカ「ウィッチが一人足りないことに…」 エーリカ「隊長が辺りを見渡して振り向いたら…」 リーネ「よ、芳佳ちゃん」ギュ ルッキ「う、うじゅ」 ゲルト「こら!ハルトマン!捏造するな!」 リーネ「え?」 エーリカ「えー」 ゲルト「まったく!」 芳佳「嘘だったんですか?」 ゲルト「各地でネウロイが消息不明になるのは本当だ」 ゲルト「部隊が到着するまでに消えてるらしい」 ゲルト「くだらん嘘だ。ネウロイが簡単に消えるわけないだろう」 937 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/06(水) 19 01 00.82 ID IFcXnJZ80 支援 938 :前1[]:2010/10/06(水) 19 07 47.40 ID 50zw7HiTO ―次の日― ウゥゥーーーーーーー ミーナ「数百メートル先上空にネウロイよ!」 ミーナ「かなりの大きさよ。みんな気をつけて」 ミーナ「ストライクウィッチーズ出撃!」 みんな「「了解ッ!」」 ブォオオオオオオオオ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ブロロロロ ミーナ「美緒コアは?」 坂本「奴の腹の下だ」 ミーナ「二組に分かれます。グループAは正面からネウロイの注意をひき付けます」 ミーナ「グループBは下からコアをお願い」 坂本「宮藤、リーネ、エイラ、サーニャは私と来い」 坂本「下からコアを狙う」 「「了解!」」 坂本「いくぞ!」 ブォーーーーン ミーナ「私達はネウロイをひきつけるわよ」 「「了解!」」 ピッ ミーナ「来るわ!」ヒュン エーリカ「あたらないよー」クルッ エーリカ「次はこっちの番だー」チャキ ダダダダダダダダ ゲルト「うおおお」チャッ バララララララ バララララララ 俺団Ⅱ5へ続く